中古車販売大手のビックモーターの悪行が止まらない。
昨日の悪行から、今日の悪行、そして明日の悪行と日替わりメ
ニューのように変わっていく。利益を優先するあまり不正行為
を助長するような企業風土が作られていた。顧客を欺き、不信
感を広げた責任は計り知れない。
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顧客から自動車修理の受けた際、従業員が故意に車を損傷させ
、損害保険会社に請求する修理代金を水増ししていた。売上を
かさ上げする狙いがあったとされる。疑念を抱いた損保会社の
要求などを受けて、ビックモーターは外部弁護士による特別調
査委員会を設置していた。
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その報告書では、従業員がゴルフボールを入れた靴下で車体を
たたく行為が明らかにされている。目を疑う悪質さだ。
一般のユーザーは、業者側の説明を信頼して修理を任せ、料金
の請求に応じる場合が多い。ビックモーターが、そうした状況
につけ込んで、不正を繰り返していたのであれば、ユーザーに
対する背信行為に他ならない。
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創業者の兼重氏は記者会見で、現場の不正を知らなかったと釈
明したが、日本国民は悪の根源が誰であるかを知っている。
国土交通省は、ビックモーターに立ち入り検査などを実施し、
不正行為の背景について徹底的に調査してもらいたい。
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