タビはアースにつられて走り出した。
だがアースのスピードは、タビより速いので見る見る離れてい
く。するとタビはいったん走り出しても、あきらめて歩き出し
た。インストラクターはそこ辺はわかっているので言った。
「H君、アースの後から走らせてもその先を考えにゃダメ」
・
アースが早く乗馬を始めたので40分の制限時間になった。
馬場をゆっくりと歩きながら、アースの首をなでてやる。
「アース今日もよく頑張ったな」と声をかけると、うれしそう
にうなずく。この一言がアースにとって最高のご褒美になる。
・
鞍から飛び降りて、馬場を出て足洗い場に向かった。
頭絡をはずして無口を取り付け、その無口に片方のロープにつ
ないで反対に回り、もう一方のロープをつける前にロープの上
にある扇風機のスイッチをつけようとした。
・
するとアースはおどろいて目を三角にして拒否反応をした。
「アース扇風機をつけるだけだよ。驚かなくてもいいよ」
いつもなら、無口に両方のロープにつないで扇風機をつけるの
だが、片方のロープの順序が逆になっただけでこんなに驚くと
は想定外だった。
・
馬にもよるのだろうが、それだけアースはナイーブということ
になる。決まった順序はいつも通りにやってあげないと、「何
かされる」と警戒するのだろう。回りの小さな動きでも、馬は
見逃さないものなんです。
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