戸建住宅を貸家にしているオーナーさんから電話があった。
「隣の家に住んでいる息子から電話があり、灯油ボイラーの
燃焼する臭いがし続けているので確認してほしい」
「わかりました。とりあえず入居者に連絡をしてみます」
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戸建て貸家に入っているお客さんは２年前から入居している。
建物の給湯器は、石油給湯器で風呂、洗面化粧台、流し台の３
ヵ所給湯になっているが今まで故障などしたことはない。
オーナーさんは、当社にボイラーの点検をして悪いところが
あったら直してほしいという。
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とりあえず、まずは入居者に連絡をして状況を伝えたい。
電話をするが出てこないので、仕事中なので出れないようだ。
灯油ボイラーの不完全燃焼などの不具合だったら、怖いのでシ
ョートメールで状況を伝えて、折り返し連絡を待つことに。
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すると１０分後にお客さんから折返しの電話がかかってきた。
「腰を痛めて、家で４日間静養をしているんです。今はお風呂
も入れないのでボイラーのスイッチを切っておきます」
最初は状況がつかめなかったが、後で考えて状況がわかった。
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灯油ボイラーは貯湯式タイプになっていて、１５リットルのタ
ンクがありリモコンスイッチを入れていると、タンクのお湯の
温度が下がると自動でお湯の温度をあげる仕組みなのだ。
お客さんは４日間寝込んでいて、リモコンスイッチを入れっぱ
なしになっていたので２４時間ボイラーが作動していた。
状況が把握できたので、ホッと胸をなで下ろした。
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