消える熱帯林 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。


インドネシアスマトラ島にはアブラヤシの農園が広がる。
アブラヤシは食用油や洗剤を作るのに必要なパーム油の原料に
なる。インドネシアのパーム油の輸出量は年間2600万トン
で世界最大級。中国に430万トン、インドに300万トン
日本にも20万トンを輸出してスマトラ島の生活の糧だ。

アブラヤシ農園は、天然の熱帯林を伐採して拡大している。
造成する際の「火入れ」で発生する森林火災や、農園で大量に
使われる窒素肥料による水質汚染が人々の暮らしを脅かしてい
る。増産が続く食糧が世界の森林を喪失させ、地球温暖化もも
たらす。

熱帯林を破壊する食糧システムは、日本の本州の4割に当たる
年間8万8000平方キロが伐採されている。その半分は牛を
飼育する牧草地となり、アブラヤシや大豆の農地と続く。

南米のアマゾンでは熱帯林を削り、肉牛の牧場と大豆畑が同時
に拡大する。昨年で四国の7割に相当する1万3000平方キ
ロの森林が消えた。西アフリカでは、チョコレートの主原料で
あるカカオの伐採が森林破壊の主因になっている。

利益を追求する発展がもたらした地球温暖化を克服するため、
世界は脱炭素に向けて舵を切り始めた。それは同時に、食糧シ
ステムの改革という新たな問題も解消しなければならない。



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