ミスタードーナツの業績が急回復している。
恒常的な赤字に苦心していたミスタードーナツは、２０１５年
には２億円、２０１６年には１５億円、２０１７年には７億円
の赤字をだし、２０１５年に１３１６店あった店舗を２０２２
年には９７９店舗へと縮小した。
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ミスタードーナツが不採算店の閉鎖によって収益性を高め、
２０２２年３月期の売上高は前期比１９．９％増の４３８億円
、営業利益は８．７倍の３６億円に跳ね上がった。確かに不採
算店の閉鎖によって収益性を高めたことは間違いはないが、
２０１８年から他社との共同開発商品を取り入れた。
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共同開発というと、店舗にある材料を使い新商品を開発するケ
ースがほとんどで商品のペースがこれまでと変わらないため、
味や見た目は既存商品と大差ないことが少なくない。しかし、
ミスタードーナツは共同開発する会社が提供する材料、レシピ
を活用して商品開発をおこなった。
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第一弾となったのが、京都にある宇治茶専門店「祇園辻利」と
共同開発した抹茶スイーツプレミアムだった。その後も人気チ
ーズケーキＢＡＫＥやベルギー王室御用達ブランドＷｉｔｔａ
ｍｅｒなどと共同開発した商品を次々と販売した。
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数十年前から変わらない商品がリピーターを獲得して、ターゲ
ットとなる若年層を共同開発した新商品で集客していった。
こうした時代に合わせた商品を開発しようという姿勢に、消費
者から高評価を得て赤字体質から脱却したのだろう。
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