先日バックをかかえた２人の男性が来店した。
感じからお客さんではなさそうな雰囲気があるので、何かの物
売りだろうかと思ったがそうではなかった。
「下松市税務課のものです」と胸につけた名札を見せた。
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「○○アパートのＡさんのことで聞きしたいことがあります」
「Ａさんが税金の滞納でもあるんですか」
「それもありますが、それだけではありません」
管理台帳からアパート××号を調べるが、Ａさんの名はない。
「Ａさんはいないので、他社のお客さんではないですか・・」
下松市税務課の人は、肩を落として事務所を出た。
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すると賃貸担当者が、「××号のＢさんは、３年前仕事で忙し
いからと言うことでＡさんが代行で手続きをしています」。
急いで外へ出て、先ほどの２人を呼び戻した。
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「Ａさんの住民票は、○○アパート××号になっているんです
が電話連絡が取れないんです。何か事件に巻き込まれていない
かと心配をしているんです」
ひとり住まいのＢさんが住んでいるアパートに、Ａさんの住民
票があるというおかしなことになっている。
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Ｂさんの家賃滞納は過去３年間ないので、当社としたらこれ以
上首を突っ込む訳にはいかないので、できる範囲の話をして帰
ってもらった。何もなければいいのだが・・・
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