昼、外出から事務所に帰ると次女と孫が出社していた。
孫は普通のお下げ髪をしているのだが、始めて三つ編みにしてもら
ってうれしかったのか「おじいちゃん、見てみて」とやってきた。
「あらっ、かわいくなったね」と言うと、ちょっとはずかしそうにはにか
んだ。３歳になるとこんな表情もするようになるのかと驚いた。
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賃貸担当者と仕事の話をしていると、後ろにいる孫が言った。
「おじいちゃん、腕時計見せて」と言ったので、見せると腕時計を面
白そうにさわっている。しばらくして、仕事の話しが終わると。
「おじいちゃん、本を読んで」とせがんだので、たまには読んであげ
ようかと、慣れない絵本を読んであげた。
「１０１匹ワンちゃん、美女と野獣、・・・・」
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しばらくすると今度は「おじいちゃんと、公園に行く」と言い出した。
初めてのことだったので、おどろいたが４月から保育園に行きだす
のでもうこんなことはない。「よし、おじいちゃんと一緒に行こうか」。
手をつないで歩くと、孫のあたたかい手のぬくもりが伝わってきた。
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女の子なので、はげしい遊びはないがブランコに乗ったり、滑り台に
あがったりしてうれしそうに遊んでいる。特に砂場で砂を手に握って
投げる遊びは何度も何度も繰り返して楽しそうだった。
だいぶん遊んだので「ぼちぼち、帰ろうか」と言うと、「まだ遊ぶ」。
３０分過ぎた頃、「もう帰ろ、おかあさんが待っているよ」と言うと、
ようやく帰る決心がついたようだった。保育園に通い出すまでにもう
一度、手をつないで遊びにきたいな・・・
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