先月末、退去するＡアパート１０１号の立合をした。
その後当社で空き部屋の募集をしたが、大家さんはすぐに他の
不動産屋にも募集を依頼したようで残念ながら当社とは違う不
動産業者で入居者が決まった。
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ということで、私が休日の日に大家さんは決まった部屋のカギ
を取りに来た。しかし、事務員はカギ保管庫などでカギを探す
がみつからないので大家さんには一旦帰ってもらった。
事務員はカギを紛失した犯人は、私と断定的に決めつけた。
１ヶ月前のことなので記憶は定かではないが、犯人扱いされて
黙っておくわけにはいかない。
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まずはカギ保管庫を開けて、すべてチェックをおこなったが
残念ながらＡアパート１０１号のカギはみつからなかった。
その他ありそうなところを色々と探してみたが、やっぱりダメ
だった。万事休すとあきらめかけた時、ふとひらめいた。
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カギ保管庫にはＡアパート１０２号のカギも管理されていた。
封筒にはＲ３年３月３１日退去、と書かれている。退去した日
が同じということはあり得ないはず。日にちを書き間違えたか
、号数を間違えたどちらかのはず。
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こうなったら１０２号のカギを持って、Ａアパート１０１号に
向かった。「ガチャ、ガチャ」晴れて私は無罪になり、真犯人
は事務員に変わった瞬間だった。
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