１日のアルコールの摂取量が過ぎると健康を損なう。
男性４０グラム、女性２０グラム以上接種すると、糖尿病や高
血圧などの生活習慣病のリスクが高まるとの目安がある。現在
は、法律で商品へのアルコール度数の明記が義務づけられてい
るが、量は対象になっていない。飲酒量に度数とアルコールの
比重０．８をかければ摂取量がわかるが計算が面倒だ。
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健康を保つにはアルコールの量を抑えることが望ましいが、記
載があれば、目安を超えたかどうかを知りやすい。業界には、
アルコールの量を容器に明記すれば、酒類の売上げの減少につ
ながってしまうとの警戒感がある。アサヒビールは３０日以降
ホームページに缶商品のアルコール量を順次掲載するという。
他社も追随する意向だが、当面はホームページだけの公表に
とどまるとみられる。
・
各社はアルコール度数７～９％と高いチューハイなどのストロ
ング系と呼ばれる飲料の販売に力を入れている。お酒に強くな
い人でも果汁などが入って飲みやすく、飲み過ぎてしまう危険
がある。医療関係者からは、アルコール依存症の増加につなが
るとの懸念が出ている。
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近年は、健康意識の高まりで、アルコールの過剰摂取に対する
目が厳しくなり世界保健機構が飲み過ぎの障害を訴えている。
投資家らは、企業に収益の追求だけでなく、社会的貢献を求め
る傾向が強まっている。いつ商品に直接アルコール量を、明記
する時期が来るのか静かに見守っていたい。
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