管理物件でなかなか決まらないアパートがあった。
場所はいいのだが古いのと、家賃が少し高いのかもしれない。
空き期間が６ヶ月近くあったがようやくこの度申込が入った。
申込が入ったというより、この移動時期にあわせて当社からお
得意先にお願いして決めてもらった次第だ。
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アパートの町内会費確認と、カギの型番調べに現地に行った。
「町内会費はどうなっていましたかね」
「入居者で、町内会に入っている人は２人しかしませんね」
「と言うことは、本人の意思に任せると言うことですか」
「町内会に入ると会費を集めたり、配りものもありますから」
大家さんとしたら、入って回りに迷惑をかけるようにら入らな
い方がまだいいと言う考えのようだった。
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「この度は、空き期間が長くなってすいませんでした」
「建てて今年で３０年になるんです。保険も満期になるので
大がかりなリフォームをしようかと考えているんです」
「このアパートも、長いこと頑張ってくれましたね」・・・
しかし、お金をかけ過ぎてもお客が入る保証はないし、家賃を
上げることはできない。と言うことでリフォームはほどほどに
して、持たせるだけ持たせながら状況をみて、家賃を少しでも
下げた方がいいような気がする旨を伝えた。
・
建築業者はお金をかけさせて必要以上のリフォームを進める。
しかしそれをすれば、家賃を上げてリフォーム費の回収はしな
ければならなくなる。結果、家賃を上げて空室が増え、リフォ
ームローンに頭を抱えている大家さんを何人か知っている。
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