台風２０号と２１号が日本にまた近づきつつある。
もうお願いだから日本からそれて、静かに去って行ってと言っ
ても所詮人間の力は非力。自然界のおきてに従って、さらに大
きくなって、強くなり明日はどちらに向かうかわからない。
・
人間が今よりもさらに贅沢な生活をするために、海水温度を徐
々にあげていく。南の暖かい海でひとかたまりの雲が生まれ、
温度が高くなった海水からエネルギーを吸い上げながらやがて
渦を巻くようになると熱帯低気圧に変わる。海水温度が高いの
で、これがさらに海水からエネルギーを吸い上げて巨大化され
、強くなってやがて台風に変貌していく。
・
夏に深い海は熱されて、表面だけが熱くなる。台風はこの表面
の熱くなったエネルギーを吸い上げて成長していく。エネルギ
ーを吸い上げながら北上していくと、海はかき混ぜられて海底
の冷たい海水と、表面の熱い海水が混ざって海水温度が下がっ
ていた。これで新たな台風が発生するまでに時間を要すること
になる。たとえ新たな台風ができたとしても、海水温度が高く
ないので巨大に発達をすることはなかった。
・
しかし最近の地球温暖化の影響で、かき混ぜられた海底近くの
温度も高くなっているので海水温度は下がらなくなった。
台風には好条件が整っているので、新たな台風は次々と発生し
て巨大化しているのが今の現状なのだ。この地球温暖化がさら
に進むと、台風１９号のようなスーパー台風が日本に去来する
頻度がますます高くなっていく。贅沢な生活から、質素な生活
に戻る勇気もいま必要なのかもしれません。
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