不動産業はお客様の都合に合わせて仕事をする。
通常昼休みは１２時から１３時までに食事をして休憩を取る。
しかし、お客様はこちらの昼休みだろうがお構いなしに好きな
ときに来店をする。口の中に弁当のご飯をめい一杯ほおばって
いるときに来店したら、口をもぐもぐ動かしながら対応をする
ことになる。なので私だけは１２時前に昼食をとる。
・
お客様に賃貸契約書ができたので、来てもらう電話をした。
「今日の昼過ぎ頃、取りにいきます」
話す感じから、１２時半から１時頃に取りに来るのだろう。
すると、１２時１０分前にそのお客さんから電話があった。
「印鑑とか、今日持って行くものはありませんか」
「今日は別にいりませんよ。何時頃来られそうですか」
「そうですね。あと１０分ぐらいでそちらに行けそうです」
・
昼前に昼食を済ませておこうと思ったが、すぐに来そうなので
お客さんが帰った後に昼食をとることにしよう。
お客さんが言った１２時を過ぎても、まだ来そうにない。
刻々と時間だけが過ぎていき、３０分を過ぎる頃いやな予感。
そういえば案内の時、お客さんはこちらの都合はお構いなしに
、自分の都合最優先なところが見え隠れしていた。
待っていても、しかたがないので昼食を食べることにしよう。
・
昼食が済んでコーヒータイムでくつろいでいると、ようやく来
店した。今約束をした１０分が４５分になっていた。
「一事が万事」という言葉があるが、まさにその通りです。
よくあることなので、別にどうってことはありませ～ん。
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