金銭感覚とお酒 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

素晴らしい人生を謳歌しよう

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。

帳面は当初、近所の会計士に見せて確定申告を行っていた。
その後は姉の主人Mさんが、地元の大手優良会社の経理課長を
していたのでMさんにみてもらっていたようだった。
父親が作る帳面には、自分であみ出した方法でそれなりに毎日
記帳していた。近所の会計士は、帳面をみても別に疑問に思わ
なかったらしいが、Mさんはある疑問点に気がついた。
「お父さん、売上金と実際の現金とがあわんようだけど」
親父は今まで作ってきた帳面をあばかれてしどろもどろした。
そのやり方を知ったMさんは、青くなって絶句した。
毎朝早く起きてやっていたことが、節税であれば素晴らしいこ
とだが実はわからないように頭をひねって脱税していたのだ。

今考えてみたら、ありとあらゆる方法でオリジナル商品を作り
出していった。漬物、たくあんの作り方は当たり前で、色々な
商品の仕掛品を安く仕入れて、小さなポリ袋詰めにしてろうそ
くの火で封をして小袋にして売り出す。割り箸は、きれいな袋
に1本1本入れたものを作り単価を上げて店で売る。それをす
るのは夜、子供たちの仕事だった。
そんな親父の後ろ姿をみてきたから、いつの間にか金銭感覚が
人より磨かれてきたようにある。自営業者として32年間もや
ってこれているのは、親の血を受け継いでいるからだろうか。

親父は青果市場の忘年会等に行って帰ってくるときは、人の靴
を履いてよく帰っていた。酔っぱらうと説教を始めだすので、
店の戸が「ガラガラ」と開くと子供たちは一斉に蜘蛛の子を散
らすように2階に駆け上がった。酒の飲み方も、そんな親父の
後ろ姿をみてきたので、受け継いでいるのかな。

 

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