不動産屋の仕事 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。

1ヶ月前にアパートに入居したお客さんから電話があった。
「近所の子供が、駐車場前で野球をするので何とかして欲しい」。
「大家さんへ伝えておきます。お客さんからも注意して下さい」。
2週間後、再び電話がかかってきた。入居者が子供に直接注意して
も言うことを聞かないのなら、親に言うしかない。
大家さんと、子供の親は近所なので直接話してもらおう。

「この前お話しした件ですが、子供がまた駐車場前の道路で野球を
するらしいのです。大家さんから親に話してもらえませんか」。
「子供には注意しますが、私から親に言うことは難しいですね」。
近所づきあいがあり、こんなことを言って親同士で遺恨が残るかも
しれないので、なかなか言いにくいのかもしれません。
「困ったな~。私が直接、親には言えませんしね~」。
「モール前さんが言ってもらえるのでしたら、それが一番いい」。
「えっ、私が言ってもいいですか。それでは私が話しましょう」。

明くる日、自転車でアパートに出かけると、子供のお母さんらしい
人と遭遇した。自転車を止めて、お母さんらしい人に近づいた。
「このアパートを管理している不動産屋の者です。この駐車場前の
道路で、子供さんが野球をしているらしいのですが、おたくのお子
さんでしょうか」。「はい。そうですが」。
「ここの入居者から、ボールが車に当たるのでやめさせて欲しいと
苦情がきているのです。やめさせてもらえませんか」。
「ご迷惑をかけて申しわけございません。すぐにやめさせます」。
相手の出方次第ではどうなることかと思いましたが、どうやら丸く
納まりそうです。不動産屋の仕事は、限りなく広いんです。



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