畳の間

アパートなどの新築賃貸物件などは、独身シングルタイプから２ＤＫ・
３ＤＫのファミリータイプまで和室をほとんど見かけなくなりました。
ところが最近は、住宅メーカーが畳特有の機能や弾力性に着目して、子
育て世帯向けに畳スペースを確保した住宅を販売するなど、その良さが
見直されてきているようです。
洋間の部屋は、フローリングを張ればアフターメンテナンスも少なくて
済むというだけで畳が敬遠されてきたように思われています。
特にアパートなどは２～３年おきに入居者が変わるわけですから、その
度ごとに畳表を交換するわけで費用がかなりかかります。
畳の間の良さよりも、費用が余計にかかるというだけで大家さんや入居
者から和室が敬遠されてきました。
注文住宅の場合は、その家に住み続けるわけですからメンテナンスを考
えるより、住み心地を優先すると和室の良さがわかります。
特に子ども部屋を畳にする戸建て住宅の販売を、住宅メーカーが始めま
した。「畳の子ども部屋は安全だし、布団を使えば部屋を片付ける習慣
が身に付く」とＰＲしているようです。
私も小さいときから畳で育ってきたので、畳の間はなんとなく落ちつき
ます。特にごろんと横になった時のくつろぎ感がいいですね。
板の間であれば、いたくて寝ころぶことが出来ないので、今の子供はそ
の良さを知らずに育ってきているわけです。畳の良さを子ども達に知っ
てもらうためにも、住宅メーカーさんに頑張ってもらいたいですね。

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