客さんの生の声 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

素晴らしい人生を謳歌しよう

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。

先日の定休日は、女房とザ・ピックに買い物に寄ってみました。

一回目は行ったときは、開店一週間ということでお客さんがごったかえ

していましたが、3週間たつとお客の入りも減り、普通のスーパーと同

じ程度になっていました。

一通りの買い物を終え、レジで精算を済ませて出ようとすると、女房が

「ちょっと待って、パンを買ってくる」といって焼きたてのパンを買い

に逆戻りしました。出口付近で最近のスーパーは、焼きたてのパン屋さ

んを置いているようです。買い物が終わったお客さんを、焼きたてのパ

ンのにおいを嗅がせて再度、購買意欲を起こさせる戦術のようです。

私はやれやれと思い、出口付近のベンチに座って待つことにしました。

すると、一人の初老の男がスーパーから出てきました。男は、私の横の

ベンチに座り、タバコを吸い始めました。そして、携帯電話を取り出し

て、なにやら話し始めました。

「毎日がお買い得の看板が小さい。そうゆう声があった」

「天井が高すぎるからじゃろう。もっと大きくせにゃあ~いかん」

このやりとりを聞いて、この男がザ・ピックの幹部役員であることがわ

かりました。身なりは普段着で、どちらかというと野暮ったい服装です

が、携帯電話を見ると最新型のようです。普段はスーツを着ている男が、

変装をしてお店に入り、お客さんの生の声を聞いているのですね。

これもスーパーが生き延びていく、重要な仕事なのでしょう。

一呼吸入れて、また電話を取り出して、ほかの誰かと話し始めました。

千年ホームのホームページ http://www1.ocn.ne.jp/~sennen/index.html