井上康生の北京オリンピック出場の夢がたたれました。
２０００年のシドニーオリンピックでは、１００キロ級で金メダルを取
って華々しく柔道界を賑わした井上康生でした。当時２２才ですから、
柔道選手として一番馬力がある頃だったのですね。豪快な得意技の
内股はテレビの茶の間に、痛烈な印象を与えました。
相手選手も内股を掛けることはわかっていても、内股で投げ飛ばされる
訳ですから、その強さといったら群を抜いたのでしょうね。
現在３０才ですから、体力の衰えがあるのかもしれませんが、相手選手
の内股対策に負けてしまったのかもしれません。
現在の柔道は、ポイントを稼ぎで、勝てばいいという柔道に徹している
選手が多いようですが、井上康生の一本狙いの柔道を若い選手は目標に
して欲しいですね。
井上康生は、引退をして柔道の指導者の道を歩むそうですね。
シドニーで金メダルを取った後、怪我と挫折をたくさん味わった分
指導者としてのうつわも大きくなったはずです。一本狙いの若手柔道選
手をたくさん排出して欲しい気がします。
千年ホームのホームページ http://www1.ocn.ne.jp/~sennen/index.html