発展途上国で足もとは、ふらふら | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。

昨日現場に行く途中、赤信号で止まっていたら

4才ほどの男の子がレジ袋を待って対面の道路を、てくてくと歩いてき

ました。男の子の先にはコンビニ店があり、そこでどうやら買い物をし

たようです。レジ袋の中身はそんなに重そうには見えませんが、自分の

体より一回り大きなレジ袋は、普通に手に提げて持てば道路にこすれて

しまいます。男の子は右手を頭の高さまで持ち上げて大切そうに持って

います。レジ袋のふくれ具合、中身の動き具合から、おそらく自分の

大好きなパンか何かが入っていそうな感じです。

ほどなく歩くとなだらかな坂になります。男の子は何を思ったのか急に

走り出しました。走り出すとレジ袋が左右に振れだします。今度はレジ

袋を自分で大きく振りだし、その反動でスピードを付けているようです。

体は、まだ発展途上国で足もとは、ふらふらです。スピードはどんどん

ついてきます。でも、こけそうでなかなかこけません。

10m程走ると、なだらかな坂道は終わり平坦な道に戻りました。男の

子のあぶなっかしい走りもここで終了しました。そしてまた歩き始めま

したが、手に持ったレジ袋は先ほどの左右に振れだしたままです。

男の子は自分で買い物をして、自分の大好きな物が食べられる喜びを、

レジ袋一杯に詰め込んで自分の家へと帰っていきました。

この一連の行動は、今日始まったものではなく、きっと数日前からの

おぼえ立ての走りだったのでしょう。1ヶ月後に見れば、もっとしっか

りとした足取りで走っていることでしょう。

千年ホームのホームページ http://www1.ocn.ne.jp/~sennen/index.html