昨夜、衝撃的なテレビ番組をやっていました。
インドネシアで野生のスマトラ象が民家を襲い人間にも
犠牲者が出ているという内容のものでした。
肉食動物のライオンとか虎が人間を襲うことは以前から
よく聞く話ですが、もともと草食動物でおとなしい象が、
人を襲って人間の食べ物を食べるわけです。
これはインドネシアの森林を人間が伐採しすぎて象のエサが
少なくなったのが原因しているようです。
一度民家を襲って人間が食べる栄養価の高いご飯と
象にとっては大ごちそうの塩を食べてしまうと、その味を覚えた
象はもう森林のエサ場には戻らなくなってしまうようですね。
民家に置いてある塩もかぎ分けることができる象の嗅覚はすごいですが
自然環境の破壊であのおとなしい象までが人間に牙を向けるように
なるとはだれが想像できたのでしょうか。
人間が贅沢を追求しすぎた物造りは様々な弊害を起こしています。
視点を変え、価値観を変えた物造りにシフトしなければ、
いずれ地球は人間が住めなくなる星になってしまうのかもしれません。
千年ホームのホームページ http://www1.ocn.ne.jp/~sennen/index.html