専門調査員から外務省専門職を目指す! | 外務省専門調査員のブログ

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外務省の在外公館専門調査員として共有できる情報をこちらのブログに綴っていきたいと思います。外務省専門職を目指す方もどうぞ!

外務省在外公館専門調査員を目指される皆さん,こんにちは。

2019年春募集の結果が発表されました。

 

合格された皆さん,おめでとうございます!!!

 

また,秋募集についても募集要項がアップされ,募集ポストも出揃いました。

これから応募に向けて準備している皆さんにはぜひ頑張ってもらいたいです。

 

さて,私は専門調査員の任期を終え,無事日本に帰国しました。

いろいろ山あり谷あり,仕事でツライ時もありましたが,それ以上に楽しいことも多く

充実した専門調査員生活を過ごすことができました。

 

そして,これから専門調査員を目指される方にこういうのもなんですが,

専門調査員として過ごされる方が抱える最大の悩みの一つに,

専門調査員の職を終えた後にどんな進路に進むかというのがあるかと思います。
在外公館員として,それなりの高待遇で過ごせる2年間(または3年間)ですが,

その後の進路が約束されているわけではなく,毎日眼の前の業務に追われながら,

一方で常に次の進路を考えながら過ごさなければなりません。

これは,公務員として勤務している他の同僚にはない悩みで,

公務員として勤務している周りの同僚にも相談しづらく,なかなかシビアです。

 

専門調査員の帰国後のキャリアについて,国際交流サービス協会は以下のような例をあげています。

  • ジュニア・プロフェショナル・オフィサー(JPO)
  • 公務員(国家公務員、地方公務員)
  • 国際機関(OECD, IMO, WFP, UNV等)
  • JICA(嘱託職員、企画調査員、専門員等)
  • コンサル等(デロイトトーマツ、ブルームバーグ)
  • シンクタンク(みずほ総研、日立総研、財団法人)
  • 教育機関(大学教員、研究員、国際交流センター)
  • その他(国際交流基金、起業家、民間企業等)

私の知り合いベースだと,専門調査員後のキャリアとして,

  • 外資系企業
  • メディア
  • 地方議会議員

などの道に進んだ方がいます。

外務省在外公館専門調査員としての肩書やいろいろ苦労した経験は

次の転職でも生きることが多く,選択の幅は結構広いようです。

 

さて,それで私自身のキャリアですが,私はこれから外務省の正規職員である

外務省専門職員,通称「外専」を目指そうと思います。

 

一般によく知られている外専は,通常の「専門職員採用試験」ですよね。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/prs/page4_004697.html

ただ,これには入省時に「年齢が21歳以上30歳未満」である年齢制限があります。

つまり,30歳以上だと受験できません。外専への門戸は閉ざされているわけです。

 

……しかし,実は30歳以上でも外務省職員を目指す方法があります!それが

 

 ①経験者採用試験(係長級(事務))←総合職相当

 ②外務省経験者採用試験(書記官級)←専門職相当

 

この2つの試験です。

この試験には,年齢制限がなく,社会人経験だけで受験することができます。

つまり,30歳以上の人が外務省正規職員を目指す唯一の道がこれらの試験となります。

 

私もゆうに30歳を超えていますが,社会人経験はそれなりにあるので,

この試験での合格に向けてこれから準備を進めていきたいと思います。

 

ちなみに,今年度の受付はすでに終了しています。

https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/keikennsya/keikensya_gaimu.html

 

 受付期間(本年度の受付は終了しました。)

 2019(令和元)年8月2日(金)9:00~8月20日(火)受信有効

 第1次試験日 9月29日(日)
 第1次試験合格者発表日 10月24日(木) 9:00
 第2次試験日 11月25日(月)~29日(金)の間で指定する原則3日
 最終合格者発表日 12月17日(火) 9:00

 

私はこれにぎりぎり応募することができたので,まずは今年の合格を目指して頑張りたいと思います!

これからしばらくは受験勉強に関する投稿などもしていけたらと思います。