聞きたい結論まで聞く | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

前回治療に来られたときに、いつもの愁訴の他に、

腋の下にシコリができたと訴えた10年来の患者さん。

それが良性なのかどうかも、ここで治療できるかも

わからないので、そこは病院に行ってください、

と、病院で専門そうな科を付け加えて伝えた。


また治療に来られて、

患者さん「病院に行ったら、脂肪のカタマリだと言われた。

リンパ腫ではなかった(この方はここにこだわった)。」

わたし「んで?」

患者さん「は?それだけでしたけど・・・。」

わたし「その脂肪の腋の下のカタマリは、切ったり塗ったり

の治療の必要とか放置とか様子見とかは聞かなかったの?」

患者さん「あ・・・」


ってなわけで、今後どうすべきか何も言わなかった医師が

いちばんよろしくないのですが、

聞かなかったことで、じぶんの心配事は全然解消しておらず、

また病院に行かなきゃになってしまった二度手間ちゃん。。

忙しい方なのに。


こういうこと、妊婦さんに多いです。

聞かなければならない重要所見を医師に言わず(言えず)、

なぜか優等生な状態報告だけして、「はい、また来月」になり、

友だちはよくわかんないから「大丈夫だよー」といわれ

根拠無く安心もできず、うちみたいなところでようやく暴露して

わたしにびっくりされて、「今すぐ病院行って~!」

なんてこと、時々あるんですよねー。

(お友達は心配ストレスが胎教に悪いからとポジティブに

励ましてるかもですね。)

心配事はちゃんと伝え、それがどういうことなのか、治療の

必要があるのか、治療したら治るのか、までしっかり

聞きましょうね。

愁訴が言えなかったり、伝えてホッとしちゃってたりでは、

なにも変わっていないのですから。



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たわわに実る果実って、豊饒の象徴みたいで、

とても幸せな氣分にさせてくれます。


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