実はですね、
『免疫力』って言葉、ないんです!
辞書でもウィキでも、「免疫」は出てきますが、
免疫力は出てこない。
医学用語じゃないんですね。
「免疫+力」で、なんとなく通じる、造語なんでしょうね。
これはもう、「女子+力」とおんなじか?
(もはや「女子」と「力」で全然違う意味に使われますが)
疫学の教授にうかがったところ、一瞬考えて、
「ないね。」と一蹴。
「~に対する」を付けないと、ただ免疫力とだけでは
意味をなさないね、とも。
免疫力っていわれると、高いほど良く聞こえますが、
免疫による抵抗が強すぎると、屈強な若者でも
インフルエンザなんかの感染症でも死んでしまう
ことがあります。
(ちなみに「抵抗力」という言葉はあります。)
わたしも気付いていながら、便利だから使っちゃって
いた、「免疫力」。
東洋医学を一般に伝えるのに使いやすいから。
いちいち陰陽五行説から始めていると、何時間あっても
足りないんで(汗)。
エセ医学やエセ健康食品・健康法の普及に一役買って
いる言葉となって久しい「免疫」力。
常套句ですもんね。具体的に、何(どんな免疫機能や
物質)が、どう変化・向上するのか述べなくても、ぼんやり
「カラダによさそう」とみんな思ってしまう言葉。
わたしも使わないようにしますから、皆さんも「免疫力」と
見たり聞いたら、「大丈夫?」って思って立ち止まって
みてください!
歩いて渡れます。
10/24 広島 『子育てがもっと楽しくなる会』
http://ameblo.jp/akatyannokimoti/
10/25 岡山 「こそだてぽけっと」イベント