「免疫」力って!? | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

実はですね、

『免疫力』って言葉、ないんです!

辞書でもウィキでも、「免疫」は出てきますが、

免疫力は出てこない。

医学用語じゃないんですね。

「免疫+力」で、なんとなく通じる、造語なんでしょうね。

これはもう、「女子+力」とおんなじか?

(もはや「女子」と「力」で全然違う意味に使われますが)

疫学の教授にうかがったところ、一瞬考えて、

「ないね。」と一蹴。

「~に対する」を付けないと、ただ免疫力とだけでは

意味をなさないね、とも。

免疫力っていわれると、高いほど良く聞こえますが、

免疫による抵抗が強すぎると、屈強な若者でも

インフルエンザなんかの感染症でも死んでしまう

ことがあります。

(ちなみに「抵抗力」という言葉はあります。)

わたしも気付いていながら、便利だから使っちゃって

いた、「免疫力」。

東洋医学を一般に伝えるのに使いやすいから。

いちいち陰陽五行説から始めていると、何時間あっても

足りないんで(汗)。

エセ医学やエセ健康食品・健康法の普及に一役買って

いる言葉となって久しい「免疫」力。

常套句ですもんね。具体的に、何(どんな免疫機能や

物質)が、どう変化・向上するのか述べなくても、ぼんやり

「カラダによさそう」とみんな思ってしまう言葉。

わたしも使わないようにしますから、皆さんも「免疫力」と

見たり聞いたら、「大丈夫?」って思って立ち止まって

みてください!




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荒砂神社そばの海岸

歩いて渡れます。


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