耐性ウイルス | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

風邪の原因は300以上あるウイルスで、

どのウイルスによるものかを判別するまでに

時間がかかり、それまでに治ってしまうのと(笑)、

それぞれの抗ウイルス剤を作っていられないのとで、

(ウイルスは変異が激しいのです)

風邪薬というものは存在しないのです。

インフルエンザに効く薬、これは例外なんですね。

ターゲットを絞ったのと増殖させないという方法を

取ったのと。

抗生物質は菌に効きます。

MRSAなどの耐性菌が出て、イタチゴッコになっているのは

ご存知の通り。

同じことが抗インフルエンザ薬でも起ころうとしています。

実際、去年はタミフルが効かないひとが続出しました。

(おととしは予防接種が不発でしたが)

ウイルスも生き残るためにはなんでもする。

むやみに抗生剤を使うと、使ったひとだけが効かなくなる

のではなく、菌やウイルスが変異するので、薬自体が

(誰にも)効かなくなるのです。

抗生剤ができる以前は、感染症でたくさんのひとが

簡単に死んでいきました。

死が今よりずっと身近だった。

薬を否定することは、また昔のように死を身近に受け入れることを

覚悟するとも言えます。

今助けられる命を助ける方法があるとき、それを使い生かすことは

もっとも尊重されます。

けれど、薬の使いすぎのツケは、いずれ大きく圧し掛かって

きます。

難しい問題ですね。



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軒下で戦闘態勢?の狛犬さんたち

(西金砂神社)



9/23 大塚 『子育てがもっと楽しくなる会』

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9/14 大塚天祖神社例祭御神輿担ぎ手大募集!

    漢字だらけですね。


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