風邪の原因は300以上あるウイルスで、
どのウイルスによるものかを判別するまでに
時間がかかり、それまでに治ってしまうのと(笑)、
それぞれの抗ウイルス剤を作っていられないのとで、
(ウイルスは変異が激しいのです)
風邪薬というものは存在しないのです。
インフルエンザに効く薬、これは例外なんですね。
ターゲットを絞ったのと増殖させないという方法を
取ったのと。
抗生物質は菌に効きます。
MRSAなどの耐性菌が出て、イタチゴッコになっているのは
ご存知の通り。
同じことが抗インフルエンザ薬でも起ころうとしています。
実際、去年はタミフルが効かないひとが続出しました。
(おととしは予防接種が不発でしたが)
ウイルスも生き残るためにはなんでもする。
むやみに抗生剤を使うと、使ったひとだけが効かなくなる
のではなく、菌やウイルスが変異するので、薬自体が
(誰にも)効かなくなるのです。
抗生剤ができる以前は、感染症でたくさんのひとが
簡単に死んでいきました。
死が今よりずっと身近だった。
薬を否定することは、また昔のように死を身近に受け入れることを
覚悟するとも言えます。
今助けられる命を助ける方法があるとき、それを使い生かすことは
もっとも尊重されます。
けれど、薬の使いすぎのツケは、いずれ大きく圧し掛かって
きます。
難しい問題ですね。
(西金砂神社)
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漢字だらけですね。