離乳食の効用 | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

先日みていたTV番組でおもしろいことをいっていました。

こどもを設けるサイクルが、オラウータンで8年、チンパンジーで5年だそうで、それに比べるとヒトはとても増え易い。年子(としご)ってのがあるように、なんなら毎年でも生殖が可能なのです。

なぜか?それは、ヒトが離乳食を発明?したから、なのだそうです。確かに、母乳をあげている間は生理がきづらいので、それでは次の子はできません。乳首(にゅうしゅ)への吸テツ刺激は「子育て中です」ということを脳に知らせ、脳では次の子を妊娠する時期ではない、と判断して排卵を促さなくなるのでしょう(ホルモンの作用で)。そこで、火を使ったりなどして児でも食べ易いように調理した離乳食を、保存できる食料も発見して年中与えられるようになると、見事に間隔を開けずに子孫を増やすことができた、というわけです!

なるほど、そう考えると、他の類人猿は母乳とちょこちょこの食べ易い消化のいい食料で数年育てられるともいえるんだ。そりゃ、2年間は母乳だけで離乳食がすすまなくっても大丈夫ってことの論拠のひとつには、なり得るかな。

逆に、高齢ですぐ次々生みたい・欲しいって場合は、離乳食を早めからがんばりますか。ってことですよ。「長めの母乳育児もしたい」まではきびしい場合が多い。高齢で結婚って増えましたけど、高齢での出産って増えているわけではないのです。妊娠しづらい状況は、むかしから変わっていませんから。



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こんなカタチのお山を『神奈備』と呼ぶことがあります。

たいてい、霊山で、崇拝されています。



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こういう岩場は、ほぼ聖地で、伝承もたくさんあることが多い。