赤ん坊はテクニシャン | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

母親からの哺乳は遺伝子に組み込まれていて、教えずとも自然にできると言われていますが、第1子ママはママの素人、生まれた新生児もあかちゃん素人(笑)なんで、最初は母児共に哺乳がへたくそなんです。最初から母乳がたっぷりってママも稀ですし、初乳からごくごく飲む児もいません(だいいち出ないし)。

母乳の哺乳は、哺乳瓶からよりずっと難しいのです。舌を前から見てU字にして乳首を包み込み、上顎の凹部(成長するとなくなります)でしごくようにして搾り出して飲んでいるのです。おそるべき舌使いΣ(・ω・ノ)ノ! 唇も上手に使うし、飲みながら鼻で息してるし。こんなこと、おとなじゃできない。。

新生児のうちは、これがけっこうな運動なようで、飲んでは疲れて寝る、が繰り返されるわけです。


こんな高等技術なわけですから、離乳食が進まないっていってもそのうちだれでも食べますし、環境が許すなら、好きなだけおっぱいあげていいと思いますよ。