汗の効用 | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

ぼちぼち暑くなってまいりました。


だんだん気になってくるのが「汗」。


「汗って、べたべたするからイヤ」ってぇのなら、


その汗、よろしくないかもです。


もともと、湿潤な日本に暮らすわれわれの汗の質、


あんまりよくないのです。



まず、汗はなんのためにかくのか?



そう、体温を下げるためです。


にんげんの身体や脳が機能しやすい体温を維持する


ために、汗をかきます。


オーバーヒートしないように。



梅雨など、べたべたした季節には、汗をかかずとも


からだがべたべたしますね。


べたついた状態では、体温はさがりにくい。



また、ミネラルの多い汗はべたついて体温をさげません。


これは、汗腺の老化によるともいわれています。


習慣的に運動していれば、汗腺の老化は避けられます。


ちなみに、おふろや水泳での汗は、かいても体温をさげることが


できないので、汗腺の正常化にはなりにくいようです。



頭や胸・背中からの汗は、脳や臓器を守るためにでますから、


だれでも・運動していないひとでも、でます。


汗腺の老化は、末端から、だそうです。