欧米の映画では、バンパイアモノが引切り無しですね。
これは日本だと、なんにあたるんでしょ?って話を
していたとき、患者さんH氏とは「忠臣蔵?」で
まとまりました(笑)。(繰り返し撮り続けられ、支持されることから。)
色白クールビューティーなら「雪女」か?
バンパイアの特性は若くて美しくて年を取らず、死なない。
噛まれて血を吸われると、感染?してバンパイア化。
題材はいつも、美しい不死身を取るか、
人間として潔く年を重ね、死んでいくか。
愛したひとを送り続けるのは、つらそうですね。
スイフトが「ガリバー旅行記」で描いたのは、
「年を取っても死なない(死ねない)赤ん坊」が生まれた
場面。
これは、ある意味、今の日本の老人でしょう。
老い・病気は治らないのに、「生かしておく(だけ)」の
技術は最高度に高まっています。
簡単には死ぬことは許されていません。
「安穏死」という本がベストセラーになるってことは、
それがいかにむずかしいかを物語っているようです。
「理想の生き方」はもちろんなんでしょうが、
「理想の死に方」も考えているひとは、年代を追って
増えていくでしょう。
でも、それはなかなか叶いづらいようです。