「からだとこころは、つながっている」
よく聞くことばですが、実感としてはどうでしょう?
ならば、「からだと脳」っていったら?
脳もからだ、ですから、わかりやすいかも。
非常に痛みを伴う病気の方を集めて、
落語やコントを見せたら、その痛みが減少したり、
その後も鎮痛剤が必要ない期間が続いた、
なんて実験は、たくさんなされているようです。
炎症を悪くさせるインターロイキン6(といっても、
きっとなきゃいけない物質なんでしょう)や、
コルチゾール(ストレスホルモンっていわれてます)、
ノルアドレナリンなんかも、『笑い』で減少がみられます。
それは、全身麻酔でも起こる。
逆に、ひとを怒らせたりストレスにさらすと、
痛みは悪化してしまいます。
そういう「物質」がいっぱいでてくるんでしょう。
わらい→笑顔 ですよね。
笑顔をつくるとβエンドルフィンがでてくることも
知られています。
それじゃあ、笑顔のまま、恐怖映画をみたら
いったいどうなるんでしょ?
これもね、実験されてるんです。
頬をあげた、わらった顔になるよう、テープで
固定して、映画をみる。
こころにはストレスがかかるのに、
からだ(顔)はわらったまま。
どっちが勝ったと思います?
こたえは、「からだ」。
ほとんどストレスホルモンでなかったんです。
これって、すごいことだと思います。
世の中、ストレスなくなりません(笑)。
でも、からだをいい状態にしておくことは、
痛みを減らし、快適にすごすのに
とっても有効だ、ってことですよね。
ちなみに、それは「笑い」じゃないと起こらないのか?
ってことだったんですが、どうも必要なのは
『感動』(こころがうごくこと)なようです。
いい景色をみたり、映画をみたり、本をよんだり。
いわゆる「こころの栄養」みたいなのが、
ホントに、豊かな・楽しい生活にはたいせつ、
ってことなんだとおもいます。