生姜の使い方 | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

今回、いろいろ調べてみました。


漢方薬ではさまざまな薬に使われています。


そして生姜はショウガと読まず、「ショウキョウ」 と読みます。


紀元前500年ごろから薬用として使われています。


発散作用・健胃作用・鎮吐作用が主な効能。



番組では、ショウガを乾燥させることで、


ジンゲロールがショウガオールに変性して、(ジンゲロールが)血管を広げて


血行をよくすることにより、血管の表面積が広がって体温が下がって


しまうのを、(ショウガオールの作用で)からだをあたためる、


としていました。


だから、「ショウガであたたまりたいなら、乾燥させろ」が主題でした。




さて、その方法で、「電子レンジ7分」っていうのがありましたが、


数日後の朝の番組で、機械の出力の違いで、ショウガが燃えた例が


確認され、やらないでくれ、と言ってました(汗)。



もっと調べてみると・・・


日本薬局方に、「単に乾燥させた根茎を ショウキョウ」


そして、「蒸してから乾燥させたものを 乾姜(カンキョウ)」


としていました。



生姜の表面の皮を取り去り、蒸してから乾燥させた『乾姜』は


興奮作用・強壮作用・健胃作用があり、


ショウキョウより熱性が強い薬となります。


*注意) 乾燥したショウガを大量に摂取することは、妊婦および


      6才以下の小児には勧められない。


      胆石のあるひとは医師に相談。


      ともありました。




ショウキョウ・カンキョウともに、500gで3000円ぐらいですかね。


でも、薬は医師や薬剤師の言うことを聞きましょう。


生姜は吐き気やふらつきを抑えますから、妊婦には有難い味方。


とくに「つわり」の時には必須。


でも、大量に取るのは避けましょう。



時折、「食品だから取り過ぎても大丈夫」「食品から作られたモノだから、


自然のモノだから大丈夫」的なことを言う方がいらっしゃいますが、


食品なら取りすぎるとちゃんとお腹壊しますから、


その論法はおかしいですよね。


健康食品勧めるひとに多いんだよなー、その考え。