びわ | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

家に帰ったら、ザルいっぱいに枇杷が盛ってありました。

「これどうした?」と娘に聞いたところ、

公園に生ってたのを誰も採らないから食べてみたら

おいしくって、おとうと連れて採ってきたとのこと。

確かに公園のは誰も採りませんね。

それを見た近所のこどもたちも、競って採って

食べてるそうです。

なんだか東京じゃないみたい。

わたしは桑の実ぐらいでしたよ、いなかじゃ。

その枇杷、けっこう酸味が絶妙でおいしかったです。

売ってるのは6コで4~500円しますし、

甘さだけであまり味がないなと思っていたので、

まったく手をかけてないのにとびっくりでした。

しかし、公園の植物の実の所有権って、

どこにあるんでしょうね。

まあ、しかるべき処に聞いたら、

きっと食べるな・採るな・責任負えない、

ってな話になりますよね。

こどものたのしみの範囲ってことで勘弁してください。


今から10年以上前に、枇杷の葉をアルコールに

漬けてエキスを作ったことがあります。

アミグダリン(V.B17)がガンに効くといわれた頃です。

商品として売られているのをみると、それは自分で

作れないのか?といつも考えていたのでした。

葉の量が多すぎたのと、消毒に使うメチルアルコール

の抽出力が高かったので、ドロドロのエキスが

出来上がったのでした。

その枇杷エキスをガーゼに浸み込ませて、それを

患部に当てた上から棒灸で温めるという方法。

しかし、わたしの周りにはガンなどの重病の人は

おらず(当時もすでに病人嫌い)、結局虫さされやら

生理痛のおなかやらにやって、著効をみることなく

マイブーム?は去ってしまったのでした。


枇杷で想い出した一件でした。