骨盤ベルト その2 | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

同じ質問に閉口してブログに書いたら、

よけい質問が増えちゃいました(苦笑)。


えーとですね、骨盤は寛骨と仙骨と尾骨で構成されてます。

寛骨は左右2つですから、べつべつに動くこともできます。

「開く」というのは、恥骨の部分と、仙腸関節が開いて(離れて)

いくこと。そして赤ちゃんがおりてきます。

左右にだけ寛骨が開く(動く)というなら、

ベルトで締めるのもやや有効かもしれませんが、

上下にも前後にもばらばらに動きますから、

それをベルトで締めるということは、

寛骨をズレたまま寄せる?ってことになります。

骨折や捻挫は「良肢位固定」しますから治りますけど、

ズレたまま固定じゃ、痛いままになっちゃいますよ。


昨日来られた患者さんが指摘してくださったのは、

骨盤調整で体型補正をしようとするのは、

論点を替えてしまっている、ということ。

たしかに骨盤をいい位置にもっていけば、

お腹がシュッとなったりしますけど、

問題は骨盤からあふれ出ている皮下脂肪だったりすると、

骨盤自体は締めるって言ったってほんの数ミリかもだし、

寝てる骨盤起こしても、そんな何十センチもサイズダウンが

必要な方には、あんまりご期待にはそえないようです(苦笑)。

(まあ、その場合別な方法がないではないですが・・・秘密です)



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