なにか熱いモノに触ったときなど、身体を反射的に動かすことがありますが、
そんな時、ひとはその身体にとって有利なほうに動かすようです。
疲れ果てているのに、それを無視し続けているとか、それでも頑張り続けないといけない
環境におかれているとき、身体は域値を上げて「鈍く」なります。
(でないと感じていることが辛くなるので。)
患者さまの身体を観た時、「これはもっと痛いし辛いはず」っていうのに、
「それほどでもない」的な反応の場合、
わざと主訴じゃない、本人の気付いていない(安全な)箇所を、強くつかんだり、
熱ーいお灸をしたりします。
そのとき身体は、必ず(本人は意識できなかった)有利な方向に、反射的に動いてくださいます。
もうそれだけで、さっきとはぜんぜん違う状態。
急に「治る」機転がはたらき始めます。
これなら自分でできますよね、ってお話しても、
まず、だーれもやられませんね(笑)。
すっきりしますよー。