近年増えているのは、ネット上の書き込みで損害賠償請求され数百万円の支払い命令が下り、それが原因で離婚問題に発展しているというケースです。

 

このような相談が、先月と今月で5件ありました。低い金額で500万円、高い方で1000万円請求され裁判の結果、300万円減額の約700万円でした。

 

何故、書き込めば100%人物特定され損害賠償請求されることを知りながらこのようなことをするのか??普通の人ならば不思議に思うかもしれません。この心理や原因は以下となります。

 

 

性格は言葉に表れ
人格は行動に表れる

良い言葉と良い行いをする人

悪い言葉と悪い行いをする人

これは性格や人格の歪みの違いなのです。

性格の基礎は3~12歳頃に構築されますが、客観性、論理、理性は青年期中期から加速し成人期初期に大半が構築されます。

つまり、大半は22歳頃までになり身につけた判断力で言葉や行動をコントロールしているのです。

また、成人における言動を、左右するのは社会的経験です。

例えば知識と品格の形成は他者との交流です。

ネットが世の中に浸透して約30年経ちます、昔は人の触れ合いは対面しか存続せず、相手に対し敬意や感謝を大切に心を向き合わせたコミュニュケーションが当たり前でした。

近年は、リアルな対人関係からネット上の付き合いや交流へと変化しつつあります。

この交流が見ず知らずの相手でも同じ価値観や経験値であると不確かな情報でも分析、判断が出来ずにそのまま正しい知識として記憶されたり、内容によっては悪意や憎悪を抱くケースもあります。

また、ネット上では、傍観者効果が強化されるため客観性や理性が低下します。

そのため、未成年者がネット上にクラスメイトの誹謗中傷を書き込んだりした場合、更に傍観者が囃し立てたりするのです。

最近も中学生が自死したり、いじめで転校を余儀なくされ裁判に至る事件も起きています。

子どもが15歳になった頃から道徳、秩序、客観性、理性、品格を教え、成人して親になるまで物事の本質を見極める眼を養う努力をさせるようにするのが良いと思います。

そうすればネット上の愚行を行わず、囃し立てず、不確かな情報に翻弄することなく、自らの眼で見極めることが可能です。

 

このような教育やモラルを学び育たなかった人の多くがクレーマーやネット上の書き込みで問題を起こしています。

クレーマーの場合は最近は脅迫罪・強要罪等で逮捕されるケースがります、ネット上の書き込みの場合は発信者情報開示請求を簡単に出来る時代になりましたので損害賠償請求をされ数百万円の賠償金を支払うケースが多いです。

 

マメ知識:

ちなみに、誹謗中傷や誤解を招くような悪意ある投稿をしてしまい、慌てて消す方がおります。

証拠が残らないと思う方がおりますが、googleであればメールアドレスが残りますし、一般の掲示板やブログでもIPアドレスは履歴として残り続けます。発信者情報開示請求を行いその後、管理会社と裁判を行い、その後に投稿者に対して管理会社と誹謗中傷された本人の両方から損害賠償請求されるケースが多いので訴状が届くのに1年半以上かかることが多いです。忘れた頃?もう訴えられないだろうと思った頃に訴状が届き損害賠償請求額が500万円以上で更に自分が弁護士を雇うために200万円はかかる現実を知った人が配偶者に事情を話し、なんて馬鹿なことをしたんだ!と夫婦喧嘩になり離婚問題にまで発展し相談に訪れる方も多いです。一度投稿したら取り返しがつかないので注意しましょう。

 

 

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