音楽学習の本質的課題の1つ、音階スケールは24個しかない | アカデミー主宰のブログ

アカデミー主宰のブログ

仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
HPには更新が面倒で記載できない、日々の出来事情報を織り込みます。ご期待下さい。
ライブ動画も掲載しました。検索は、ユーチューブで「仙台ミュージカルアカデミーライブ&発表会、花は咲く 荒浜」です。

    今日は音楽学習の本質的な部分について少し解説いたします。
    音楽学習の本質は、音階の学習とソルフェージュの学習に尽きると言う事は、以前にも話したことがあります。
   今日は音階の学習について少しお話をします。
    音階スケールは、 24の音階に分かれています。ここでは現在世界的に認知されている西洋音楽についてだけ述べます。
    日本の様々な音階について学習するなると、また別なジャンルの学習になります。
    
   音階スケールは24種類しかありません。 24種類の音階と言うと、ものすごく多いような感じもしますが、それほど大変なことでもないです。
    ピアノの鍵盤を見てみるとわかるように、ドからシまでには、十二個の鍵盤がある事は誰でもわかると思います。その十二個の鍵盤の音を、主音とする音階が長調メジャーで十二個、短調で十二個、合わせて24個の音階があるだけです。これら全て含めて、「平均律」と言われています。
     18世紀にヨーロッパドイツで確立された音楽で、バッハの時代に体系化されました。それ以降の音楽全てが、この平均律で作られているのは言うまでもないことです。

     この24種類の音階の理解が、すべての音楽学習の本質に関わると言うことなのです。
      音階といってもメジャーとマイナーでは、音の並び方が違います。この並び方を覚えると言うことも大切です。
    ここでは、まづメジャーで考えますが、メジャーの音階は、ドレミファソラシドを番号で考えると、半音の位置は34と78です。どの音階でもこれが成り立ちます。
    そしてどの音階でも、それぞれの音階をペラペラできるようになれば、楽曲を弾けるようになるための半分は終了です。
     メジャーの音階を12種類、ペラペラになると言う事は大変なことですが、これを訓練するのが音楽の学習です。
    まだマイナーの音階の場合は、半音の位置は23と56です。
    さらにマイナーの音階は細かく3種類の音階に分かれているので、さらに半音の位置が若干変わります。
    マイナーの音階全部で12個を、ペラペラできるようになると言うことが、音楽学習の本質的な課題なのです。
    メジャーとマイナーで全て24個の音階があります。
それをきちんと学習してできるようになるということが何よりも重要です。
     さらに音階の学習の延長上に、 ♪の度数、和音、コード進行、カデンツなど様々な学習事項が出てきますが、それらは全て音階の学習が基礎になっている事は言うまでもありません。♪の度数から始まり、コード進行やカデンツまでいろいろわかってくると、音楽の世界は理解できるになってきます。
    あくまでも音楽学習の本質的、基本的な柱は 24種類ある音階の学習であると言うことを述べておきたいと思います。