音楽学習の基本から、その延長LINEにあるものまで概略伝授 | アカデミー主宰のブログ

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     音楽学習の基本は、まずは音階の学習にあると言う事、 2番目にはソルフェージュの学習が重要であると言う事は前に話しました。その2つが完璧になれば、残りは技術的の練習だけで、すべて攻略することができます。

    今日から音楽学習に興味を持ってる方のために、そのノーハウについて、少し詳しく話していきましょう。
     音階の学習が重要であると言う事は、述べました。音楽の世界には、基本的に24の音階があります。長調と短調、それぞれ12個ずつです。
    音階の学習の延長上に、その他の様々な重要なことが出てくるのです。
    音階の延長上には次は、度数の学習があります。それが理解できたところで、和音の学習があります。
   まずは三和音、7種類を理解することが必要です。それができたら、7種類の中の1個の和音について、例えばCを根音とする13種類の 4和音の学習ができるようになります。
    音階の学習のLINE上で、その4和音の13種類の和音の理解ができるようになれば、ほぼこのLINEは完成です。
     第二の柱は、ソルフェージュの問題です。楽曲の学習の中でソルフェージュはとても大切なものです。ソルフェージュとは、その楽曲を階名で正しくそらんじることです。
    ハ長調を知ってるからといって、すべての曲をハ長調で読む事は、絶対にやってはいけないことです。その調に即してのソルフェージュが必要なのです。
    そのソルフェージュが完成すれば、後は技術的な問題です。最初は自分のやりたいように、自由に1本指で、2本指でも使って演奏します。次第に5本指使った方が上手に弾けることを、体験的に知ることができます。
     鍵盤楽器の場合は、フィンガリングの課題がその延長上にあるのですが、それは最初のうちはあまりこだわる必要はありません。とにかく完璧に、今学習している曲をソルフェージュで、そらんじることが大切なのです。できれば音程をつけて歌えるようになると完璧です。

     楽器の演奏方法のテクニックは、そのLINEの延長上にあるので、これまでのことが完璧にできるようになると、同時並行でテクニックの学習をしていけば良いわけです。
    音楽学習は、これ以上でもなければ、それ以下でもないのです。その学習の仕方を間違わなければ、誰でも上手になることができるのです。 
     一般的な音楽史学習の場合は、すべてのことを同時並行でやろうとするから、行き詰まってしまうのです。一つ一つ噛み砕きながら、順を追って組み立て行っていくところに、攻略の糸口があるのです。
     スタジオの学習の中や、個人レッスンの学習の中では、レッスン生の興味関心との関わりの中で、少しずつ進めているのです。
    レッスン生や学習者の、興味関心が1番重要なので、興味関心は一体どこにあるのかということを探ることから、学習を組み立て行っていきます。
    一人一人が確実に成長できるように、その支援をしていくのが音楽学習のスタジオなのです。
     音楽の学習を組み立て行っていくことは、本当は実に楽しくて豊かなことなのです。
    音楽学習を始めるには、その年齢や、始める時期の条件はあまり関係ありません。思い立った時が吉日です。
    誰でもすぐに言い訳ばかりしてしまいますが、言い訳をしないで、少しずつ始めていくことが大切です。どんなに歳をとっていても、思い立ったところから始めることで、全てを獲得することができるのです。
     これから、また音楽学習を始めたいと思ってる方々、音楽に興味のある方、音楽ってできるようになりたいと思っている方、音楽に興味関心のある方なら誰でも大丈夫なのです。
     思い立った時にこそ始めるのが、ひとつのきっかけになるのです。そして学びたいと思った時に、必ず不思議に思ったこと、なぜだかわからない事は、必ず質問することです。
     質問事項を一つ一つ潰していくことの中から、一つ一つ音楽ができるようになっていくのです。
     音楽の底知れない楽しさと素晴らしさを、全ての方々に味わっていただきたいものです。