仙台市泉区寺岡地域の連合町内会主催の「うたごえ喫茶「の取り組みが、大成功を収めることができました。主催者役員の方々や市民センターの方々の頑張りもさることながら、地域の方々がたくさん集まって、「歌う会」を成功に導くことができました。本当に素晴らしい取り組みだと思いました。
この中で明らかになったことを考察していきたいと思います。今の中高年の方々は、結構歌う力が高いと言うことがわかりました。歌もたくさん知っているし、いろいろな歌を思いっきり歌う力があると言うことも明らかになりました。
町内会では組織活動や人々を集めるイベントなどで、なかなか人を集めるのが難しいと言う話も聞きましたが、中高年の健康対策、生き生きとした地域づくりのためにも、歌の力が、大きな力を発揮すると言うこともわかりました。
地域の中で、人々の組織活動を進めることや健康対策も含めて、うたごえ喫茶を活用する事は大きな力であると言うことが今回明らかになりました。
会場は、市民センターが1番良いと言うことです。市民センターでもたくさんの人が集まれば、市民センターの1つの大きな力になるわけだし、市民センターにとっても都合が良いです。
うたごえ喫茶を準備するためには、いくつかの備品も必要です。今回明らかになったのは、今の時代は、歌集は必要ないと言うことです。プロジェクターが必要です。会場には暖房や机や椅子、音響施設があれば最高です。
音響設備がなければ、こちらで持参することもできます。ピアノがあればなおさらいいです。最低限、会場と、町内会の組織力によって人を集めることができれば、それだけで大丈夫なのです。
プロジェクターやピアノその他音響設備など、必要であれば、こちらで持参することができるからです。歌詞のソフトなどもこちらに全てあります。貸し出しもできます。
今回は選曲も含めて連合町内会で1つ1作成していただきましたが、この作業はある意味大変な作業だったと思います。
このプロジェクターに投影する歌詞カードは、こちらから持参することもできます。
つまり究極的には、組織活動さえあれば、会場以外は何も必要ないと言うことなのです。
連合町内会や市民センター、それに私たちの音楽活動としての普及活動の立場で、それぞれの目標が達成できるからです。
それぞれの立場でのメリットが、このうたごえ喫茶の取り組みの中で、全て達成できるということが明らかになりました。費用にしても、一人一人徴収するわけじゃないので、総合的には安価で実現することができます。
今の時代中高年が生き生きと活動することなしに、世の中が良くなるはずもありません。
この寺岡地域でのうたごえ喫茶の取り組みは、仙台市内にある60カ所以上の市民センターの取り組みや、もっとたくさんある連合町内会のの取り組みの、大きな模範になる事例なのかもしれません。
さらに仙台市内に存在するたくさんの町内会、さらにそれらを統括する連合町内会の組織活動の一環としての文化活動に、今こそ中高年を健康にしていくための音楽活動は、最高の活動ではないかと思いました。
歌を歌うことが、いかに人間にとって健康にするかと言う説明は、言をまたないと思いますが、すべての地域の活動の発展のためにも、それぞれの立場の方々がメリットのあるこのうたごえ喫茶の音楽活動は、中高年をさらに元気にし、若々しい生き生きとした健康な中高年の町内会活動を作り出すためも、ぜひとも必要ではないかと思いました。
私たちは音楽活動の立場として、自分のスタジオで、歌う会やうたごえ喫茶を実践していますが、やはり組織活動がいまいちです。市民センターは会場があるけれども、なかなか音楽スタッフを探すとか、企画が難しいと言う状況もあります。連合町内会は組織活動はできるけれども、なかなか音楽スタッフは揃わないと言う状況もあります。
これら3者が力を合わせながら、うたごえ喫茶の取り組みを進めていけいけば、大きな歌声の力で地域をまとめることができるのではないか、中高年の方々も健康にしていくことができるのではないかと思った次第です。
この寺岡地域でのうたごえ喫茶の取り組みの中から、私はこれからの音楽活動のみならず、地域における組織活動のあり方や文化活動のあり方を、どうやって行ったら良いかと言うことについて、多くを学ぶことができました。
今こそすべての連合町内会、いやもっと細かい町内会範囲でも結構です。あるいは市民センターの年間活動の中に、このうたごえ喫茶の取り組み、みんな歌う会の取り組みの素晴らしさを、取り上げて欲しいものだと思いました。
今の中高年には、まだまだ素晴らしい力があるし、歌も本当にたくさん知っているし、大きな力として盛り上げることができると言うことも明らかになりました。
まだまだ遅くはありません。今からでも地域の活動の為にも、市民センターや連合町内会、そしてアカデミーが協力しながら、地域の文化活動を広げていく時だと思いました。
ぜひともこれからの活動に、それぞれの立場に携わっている方々が、意欲的に取り組んでいくことを期待したいと思いました。