我流克服の指導こそ個人レッスンの根幹の指導かも | アカデミー主宰のブログ

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仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
HPには更新が面倒で記載できない、日々の出来事情報を織り込みます。ご期待下さい。
ライブ動画も掲載しました。検索は、ユーチューブで「仙台ミュージカルアカデミーライブ&発表会、花は咲く 荒浜」です。

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 今日は水曜日、午前中の課題はなかったのですが、時間通りにスタジオに行きました。今日は、最初に床屋に行こうと考え、9時過ぎにスタジオから床屋に電話をしましたが繋がりません。仕方なく直接多賀城に向かうことにして、9時45分頃出発しました。
 行ってみたら電話が繋がらなかった理由が分かりました。今週は、多賀城のスパ銭が内装工事のために休みになっていたからです。土曜日からスパ銭が開くことが分かりました。その後に散髪するのでは、遅すぎるのです。スタジオ近くにカットハウスがあることを思い出し、折り返し舞い戻り、カットハウスに行くことにしました。
 10時半頃にカットハウスに到着、カットだけの散髪ですが、一人待って直ぐに散髪をしてもらいました。洗髪はなく、カットだけの店です。近くにカットハウスがあって、一度利用したことがあったので、思い出しました。
 私は洗髪してくれる所がよかったので、多賀城のスパ銭の床屋に行っていましたが、急の場合は、ここでも大丈夫だと思いました。ものの15分程度で散髪をしたら、スッキリしました。散髪の後は、掃除機のようなもので吸い取るのです。応急措置のような散髪でしたが、時間がないのでこれで満足しました。
スタジオに戻りましたが、まだ時間があるので、直ぐに家に戻り、やり残したHPの追加の作業をしました。先日撮影した画像を、新たにパソコンに取り込み、HPに上げる作業でした。日曜日には、イントラに支援してもらってHPの更新が完成したのですが、その追加の作業をしました。画像を加工してフォルダに入れてから、間違わないように順序を追って作業をしていきました。12時半頃まで掛かって、HPの更新の作業を終えることができました。ネット上に上がったかは、ある程度の時間が必要なので、後で確認することにしました。

 家で昼食を頂いてから、スタジオに戻りました。今日は14時からのヴォーカルのレッスンがありました。時間通りにレッスン生がやってきました。この方は、歌唱力のある方ですが、月1回のペースで来る方でした。月1回のペースでは、レッスン効果は、ほとんど期待できませんが、テープを持参して録音していく方でした。
 やはり声が出なくなってきたと話していました。仕方がありません。月1回のレッスンでは、上達は無理でしょうが、毎回新しい曲に挑戦しているようでした。今回は、演歌の曲ではなく、ポップスシャンソンの曲を持参しました。シャンソンの曲なので、歌い方は演歌のようにではなく、リズムに乗って歌うことを話しました。何箇所か指摘をして修正しました。最後は、カラオケでリズムに乗って歌えるようにはなりましたが、もっと歌い込みが必要だと話しました。
 歌唱力のある方で、演歌の曲を歌って、ステージに出ている方ですが、スタジオの発表会には出る意向はないようです。カラオケ交流会にも来ないので、どのような仲間と練習しているのか分かりません。時々大きなステージに立っているようですが、あまりスタジオの仲間との交流がないので残念だと思いました。1時間のレッスンの後、楽典の質問を幾つか解決してから、12月のレッスンを予約して帰って行きました。
 
 次のレッスンは、17時半の予定でした。時間がありましたが、中途半端な時間なので出かけるわけにも行きません。「歌う会」宣伝のための新聞掲載の原稿を、Faxで送ったりしてから、テレビを観ながら時間を過ごしてしまいました。
 17時半過ぎに、レッスン生がやってきました。私の、大学のアコ教室のレッスン生ですが、たまに個人レッスンにやってきます。不定期で今回が3回目の方でした。大学の「教室」でのグループレッスンには長く通ってきている方ですが、我流が邪魔して、上達ができない方でした。
 何とかしてアコを学びたいと思っているようですが、音楽に対する考え方や、楽器に対する考え方の「卑屈さ」が邪魔して、どうしても正しく学習に取り組めない方です。余りに我流が強すぎて、修正がきかないほどにも思える方です。でも修正がきかないのは、本人の「考え方」にあることがまだ分かっていない方でした。
 何とかアコ学習を正しく導くための話をしました。個人レッスンを受けながら、地道に一歩ずつ歩むことが一番の近道であることを話しました。我流でやっている方は、ある程度弾けるようにはなるけれど、本人の目標が「適当に演奏する」ことにある以上、それ以上は絶対に上達しないことも話しました。
結局は、本人の定める目標なのです。その目標に向かって、どうレッスンを積み上げるかだけなのです。近所の「施設」で適当に演奏して、拍手を貰えればそれでいい程度なら、それだけの「適当な」レッスンだけでいいのですが、決してそれ以上の上達した演奏はできないということなのです。
 要は自分の音楽に対する考え方に依拠しているということなのです。ちゃんと上達したければ、ちゃんとした練習をすることが必要なだけなのです。人から厳しいことを指摘されたり、言われたから目くじらを立ててしまうようでは、決して上達はしないのです。
 その方も昔、ある先生の前で演奏した時に、「楽器を冒涜するとか、音楽を冒涜する」演奏だと酷評されて、腐ったということを話してくれました。
 音楽とはそういうものなのです。自分の演奏を指摘された位で腐るようでは、それだけの人間だし、決して上達はできないということを話してあげました。
 個人レッスンを受けながら、正しい音楽に対する理解と正しい「技」を一歩する学び取る以外に、上達の道はないことを話しました。
 今までその方は、3年ほど大学のグループレッスンに通いましたが、自分の我流が邪魔してほとんど脱却できず、上達できないでいたのです。他の新しいメンバーが基礎から習いたいということで、私の個人レッスンに通うようになり、めきめき上達するようになり、それが大学のグループレッスンで明らかになってきたのを感じて、その方も来る気になったのだと思いました。
 そのレッスン生には、音楽学習の基本についてたくさんのレクチャーをしました。またその方のアコを借りて、幾つかの曲を演奏してあげました。アコの弾き方で、これほど音が変わるということも、分かってくれたかもしれません。
 その他は、右手のフィンガーリングについても話しました。我流でやっているうちは、ミスタッチは決してなくならないこと、正しい指使いがあることも話しました。我流では絶対にダメだということも、実際の演奏をしながら示しました。適当なさぐり弾きでは、絶対に上達しないことも話しました。様々な話をしていたら時間が経過してしまいました。持参したパンをご馳走になりながら、様々な話をして談笑しました。
 その方は、今でも現役で仕事をしている理由も話してくれました。忙しい日々ですが、次回もレッスンを予約して帰って行きました。
 遅くなり時間が経過していましたが、いろいろ話して良かったと思いました。アコ学習に対し、自分のこれまでの我流を脱して、正しい練習法を学んで欲しいと思いました。

 今日はレッスンで時間が押してしまい、いつもの風呂には行けませんでした。家に帰って風呂を沸かして入ることにしました。入浴剤が入った風呂は、疲れが取れるような感じで気持ちよかったです。いつものようにパソコン作業を終えてから夕食を頂きました。
 今日も午前は散髪へ、そしてHPの追加作業へ、午後からのレッスンも遅くまで取り組みました。
レッスンも、単に音楽を教えるだけではありません。音楽に対する考え方を変えることから始める場合もあることが分かりました。でも我流に凝り固また方にこそ、音楽学習の本当の素晴らしさを味わって欲しいと思いました。
 我流に凝り固まった方でも、地道に練習を積み上げれば、必ず上達できることを実感してほしいと思いました。本当の個人レッスン素晴らしさは、そのあたりの根幹に関わる指導の中にあるような気がしました。