一日に6件の来客とレッスン、最短距離の音楽学習とは | アカデミー主宰のブログ

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仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
HPには更新が面倒で記載できない、日々の出来事情報を織り込みます。ご期待下さい。
ライブ動画も掲載しました。検索は、ユーチューブで「仙台ミュージカルアカデミーライブ&発表会、花は咲く 荒浜」です。

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今日は富谷のおじさんが
9時にスタジオにやってくるので、日記を更新し、朝食をピザトーストで済ませ、8時半にスタジオに行ったら、おじさんは既に来て待っていました。何でも早目に行動する方です。完璧主義の典型的なA型の方です。
おじさんは、参加することになった「文芸講座」の会費を届けに来てくれました。談笑しながら情報交換をしました。時間があるので、話をしながら、カラオケを2曲ほど歌ったら、上手に歌えました。物怖じしない方で、何でも積極的に行動して、自分を表現する方です。カラオケも結構上手に歌える方です。ただ少し耳が遠いので、それがハンディーなのかも知れないと思いました。
談笑している時に、電話が入って「文芸講座」の参加者が1名キャンセルになりました。丁度、おじさんの友達が参加したいと申し出ていたのですが、満席なので、締め切っていたところに1名のキャンセルが入ったので、その場から電話をして、友達にも参加してもらうことになりました。ラッキーでした。おじさんの友達も参加したいと話していたのですが、前におじさん宅に行った時は、まだ満席でなかったのに、その時は、参加を希望しなかったので、直ぐに他の人で満席になってしまっていたのです。
それが偶然に1名キャンセルの電話が入ったところに、おじさんがいたので、直ぐにその友達の席を確保することができたのです。おじさんも、タイムリーな偶然に喜んでいました。友達の分も参加費を払って、これで満席が確定しました。
本当に偶然にしても不思議な出来事でした。おじさんは10時半頃、友達の家に参加資料を届けると話して、帰っていきました。
 
11時からはアコーディオンのレッスンが入っていました。少し早目にやってきました。船形山の麓からやってくる素晴らしい楽器を持っている方でした。この方は、自分のパソコンで楽譜を作成する方です。今日の課題曲も自分で打ってきました。楽譜を加除修正のメモをしてから、その楽曲のレッスンをしました。この曲は、初歩の課題曲としては、結構フィンガーリングの難しい曲でした。今日は、右手のフィンガーリングの最も基本的な「技」を指導しました。フィンガーリングにも基本があるのです。音域が飛ぶ曲の場合の指換えのノウハウは、いくつかあるのですが、その最も基本的な「技」を指導しました。一つのフレーズを右手で演奏する場合は、一番スムーズでなめらかな演奏方法があるのです。どうすればその指換えができるのか、それは適当に弾いても、メロディーはなぞれるのですが、それでは必ずミスタッチが起きるのです。ミスタッチが起きない「技」がフィンガーリングの基本的な「技」にあるのです。その最も基本的な「技」を指導しましたが、最初は誰でも「しづらく」感じるものです。でもそれが身につくと、フィンガーリングのミスタッチは不思議なほどなくなるのです。さらにその「技」があると、他の曲にも応用ができるので、練習回数が少なくても済むようになるのです。それがフィンガーリングの「技」なのです。個人レッスンは、ただメロディーをなぞるだけではなく、そのなぞり方のノウハウを伝授するものなのです。
1時間かけて、オクターブを超える場合の右手のフィンガーリングの「技」を指導しました。段々出来るようにはなってきましたが、早い音符の場合のフィンガーリングは、まだのようでした。あとはじっくり練習するだけですが、レッスン生は、きっとこの方法を身につけてくれると思いました。この方は、何でも自分で納得するまで練習する方です。パソコンが使えたり、ブログを書いたりできるのは、そんな理知的な分野の活動が得意な方だと思ったからです。
フィンガーリングのいくつかある基本的な「技」の中でも、最も大切な、しかし結構難しい「技」を伝授して、今日のレッスンを終了しました。
 
12時を超えた所に、一見さんの訪問者がやってきました。11時過ぎにも見えたのですが、レッスン中につき12時頃にやってくるように話したからです。その方はネットで見て訪ねてきたそうです。ヴォーカルのレッスンを志す方で、今までも「大会」に出場したこともある経験者のようです。30分ほど説明して、レッスンの予約をして帰って行きました。
 
12時半にヴァイオリンのレッスン生がやってきました。13時からのレッスン予定でしたが、早くやってきました。
少し休んでもらい、その間に昼食を作って頂きました。今日は食材を持参したので、具沢山の焼きそばを作って頂きました。レッスン生は、楽器を準備して待っていました。
13時頃からレッスンを始めたのですが、調弦をしているとき、ヴァイオリンの絃が切れてしまいました。糸巻きが故障しているようでした。仕方がないので、スタジオのスペアのヴァイオリンでレッスンすることにしました。
 やはり他のヴァイオリンでは、弾きにくいようでしたが、今日は、課題曲の細かいフレーズの演奏について練習をしました。かなり細かい部分がある曲ですが、一つ一つ丁寧に弓使いから指導しました。大体は演奏できるようになっているのですが、弓の細かい使い方に課題があったからです。難しい繊細なメロディーの演奏方法を中心に指導しました。1時間のレッスンが瞬く間に終了しました。
レッスン終了時に次のレッスン生がやってきました。少し待ってもらってから、入れ替わるように帰っていきました。
 
次の14時からのレッスン生は、ヴォーカルのレッスン生で、毎回難曲を持参する方です。今日は前回のジャズの曲を持参しました。前回一通りレッスンしたのですが、すっかり忘れていました。楽譜の読み方が難しい曲です。私は、やっと理解できて、ピアノで音取りができましたが、レッスン生には、ただ音を出して貰って、耳覚えだけの段階ではないことを話しました。そろそろ楽典の勉強が必要なことを話しました。曲を説明する場合、音階のことや楽譜の読み方のノウハウを少しだけ話しました。この曲の調性を説明する時に、どうしても必要だからです。この曲も、ジャズの曲にはよくあるのでしょうか、びっくりするような転調の曲として展開していました。それを読み取るためにも、楽典の勉強が必要だと話しました。楽譜を読み取り、ピアノで音取りをしましたが、カラオケは、さらにいくつかキーが違っているのです。違った分だけ移調して、そのキーで、ピアノで演奏するから大変です。でも私はその「瞬間移調」の技があるので、何とか演奏することができました。
カラオケのキーと楽譜のキーの違いを説明して、カラオケで歌う場合のキーをいくつか上下して、それで歌えばオリジナル歌手のキーになることも話しました。
なかなか音取りが難しい曲なので、カラオケボックスで練習する場合、キーの変更の仕方を教えてあげました。大体音取りが出来たところで、最初から、そのレッスン生の歌うキーで、ピアノで演奏して録音して貰いました。自分で練習できるように音を取ってあげました。レッスンは、全てを録音していきました。
次回までには大体できるようになるでしょうか。この方は月に1度のペースで来ているのですが、毎回自主練習は欠かさず取り組むので、大丈夫かなと思いました。
1時間レッスンが終わって、急いで帰ったので、次回のレッスンを予約しなかったので、後で、電話で予約を済ませました。今までで、音取りで、一番難しい曲のように思いました。ジャズの世界にも素晴らしい曲がたくさんあります。それに伴奏コードの和声が難しく、私のこれからの課題だとも感じました。ジャズの世界の曲も、私は、これから勉強していく必要があると思いました。
 
最後のレッスン生は、ほどなくやってきました。ヴォーカルのセミプロの方でした。今日は前回「音源」をとった曲を仕上げました。916日のステージで歌う曲でしたが、最終チェック段階でした。「音源」のキーが、その方の歌声にあっているかどうかのチェックでしたが、前回はそれを含めて「音源」を制作したので大丈夫でした。今日は、次に歌う曲の練習に入りましたが、何回か歌ってから、キーを一番良いキーに設定して、「音源」を制作してあげました。レッスンに来てから言われた楽曲だったので、急いで探したのですが、楽譜倉を探しても見つかりませんでした。ネットで楽譜を購入しようとしましたが、見つけることができなかったのです。演歌のバラードの曲でしたが、少しマニアックな曲でした。
結局、楽譜を見つけることができなかったので、アバウトなレッスンしかできませんでしたが、このセミプロの方は、歌は大体仕上がっているので、歌った後の感想や曲想に関する意見だけを話しました。
これだけもレッスンとしては十分でした。次回まで楽譜を探すことにして、レッスンを終了しました。
 
長かった今日の全てのレッスンが終了したので、セミプロの方の事務所が、プールのセンターの近くにあるので、風呂に行きながら送っていくことにしました。
風呂のあるセンターまで送り、レッスン生と分かれました。このセミプロの方も定期的に通ってくるようになり良かったです。
ヴォーカルの関係の方は、大体、上級者や、目標を持って取り組んでいる方は、レッスンを継続していくようです。少しのヴォイトレや気晴らしに来るような「方針」のない方は、大体、途中で途切れる傾向があることが分かりました。
楽器の練習でも、楽器演奏の「技」やノウハウを身につけたい方は、持続するような気がします。ただ楽曲だけを弾けるようになりたい方は、楽器の「技」やノウハウが分からないのか、又は楽典の基本を身につけることが億劫なのか、やがて頓挫してしまう傾向があることも分かりました。
最後まで楽器の「技」を何とか身につけたいと、基本を重視しながら、練習を積み上げる方だけが、持続的にレッスンに通うようになることも明らかになってきました。
やはり習い事は、目標を持つことです。それに向かって、基本の「技」を習得しながら進む方が、最終的には最短距離で目標に到達することができることが、段々明らかになってきたように感じます。
音楽学習は、やはりファッションではないのです。持続的な人間の生き方が、そこに投影されるものなのです。まさにその方の生き方そのものなのかも知れません。
 
レッスンが終わって、風呂に入り、汗を流し、気持ち良くなりました。帰りは、再びスタジオに寄って、今度は10月の文化祭でのステージ演奏の司会、ナレーションの「台本」を仕上げました。レッスンで近々使うので、早めに仕上げる必要がありからです。
その他、明日のカルチャー教室の準備や「文芸講座」の保険加入の資料や代金を準備し、荷物を積み込んでから家に帰りました。
長い一日でしたが、今日も無事終了してホッとしました。毎日大きな課題が続きます。音楽学習には、やはりノウハウや基本的な進め方、「正しい道」があることも分かりました。何と実践を通して、最短距離で目標に到達できる方法が段々明らかになってきたからです。
今月2回目の「バスツアー」は、明後日に迫りました。時間を有効に生かしながら、一つ一つを確実に取り組んでいきたいと思いました。