

スタジオ開設
3周年が巡ってきました。2010年9月1日開設しましたが、それから半年と11日過ぎた所で、大震災が発生し、一時はスタジオ閉鎖に追い込まれようとしました。一時は、大学のオーピンカレッジやカルチャーセンターの講座も閉鎖し、スタジオレッスンも全く無くなり、本当に路頭に迷い、厳しい状況でした。
そんな中でも、一つ一つ取り組みを起こしながら、何とか丸2年ここまでやってきました。今では大学の仕事やカルチャーセンターの仕事も軌道に乗りました。
外部からの様々な演奏活動、サークル指導の要請、「うたごえバスツアー」の成功、自主企画の文芸講座の成功、そして、何よりもスタジオでのレッスン生も増え、「歌う会」や「カラオケ交流会」などのイベントも成功するようになり、やっと軌道に乗ってきた感じがします。毎週1回30分の自分のFM番組も軌道に乗り、毎回楽しく収録することが出来るようになりました。「うたごえバスツアー」は、何と第5弾まで継続し発展しています。
この2年、本当に様々なことがありましたが、何か不思議な感慨を抱くことができます。自分でもよくここまでやってきたものだと、驚く程なのです。
多くの方々、レッスン生、支持者の方々に支えられながら、ここまで進んで来ることができたのだと、改めて感謝をしたい気持ちで一杯です。そのスタジオ開設から、丸2年を経過し、3目年目に入ることができたのです。「仙台ミュージカルアカデミー」の3周年を迎えることができたことに対し、多くの皆様に心からの感謝を申し上げます。
大震災を経験しての、そこからの再起の今までの苦労を考えれば、これからどんなことにも立ち向い、克服出来るような気持ちにさえなります。
今後とも、今までの経験を活かしながら、スタジオ発展の為に飛躍的に頑張っていきたいと考えています。様々な思いや願いを、これからの未来に託し、様々な形で実現してきますので、これからもスタジオに対するご支援、ご鞭撻をよろしくお願いしたいものです。
さて、今日は、オープンカレッジの「アコーディオン教室」の日です。朝に日記を更新し、朝食を済ませて、8時50分頃出発しました。朝に大雨が降っていましたが、雨も上がっていました。会場に到着したら、レッスン生は、既に来て待っていました。今日は、「入門クラス」は2名の参加でした。1名は急に仕事が入って欠席という連絡が来ていました。
今日はスケールの練習の後、前回練習した楽曲を復習してから、新しい楽曲に入りました。今回は3拍子の曲で、そのリズム伴奏の仕方を指導しました。二人共、毎回休まずに通ってくる方で、立派だと思いました。一人は、山形市から毎回通って来る方です。何とかアコーディオンをマスターしたいという意気込みを感じていました。もう一人の方も意欲的で、スタジオへの個人レッスンに通い、急激に上達ぶりを示していました。和やかな80分のレッスンを終了しました。毎回、こうしてレッスンに通い、続けていくだけでも大変なのですが、よく皆さん頑張っていると思いました。
後半は、「初中級クラス」でした。今日は、4名の参加でした。家の様々な理由で参加できない方がいましたが、やはり続けることは、様々な困難が伴うものです。続けるだけでも大変だと思いましたが、今日の参加者は、休まず毎回通って来る方でした。
スケールの練習の後、課題曲を復習して、さらに前回学習したもう1曲のテンポの速い楽曲を練習しました。このテンポの速い曲を、「交互ベース」又は、「アルペジオ」の伴奏で演奏するのです。
結構ハードルは高いのですが、皆さん頑張って演奏していました。いくつかの新しい伴奏の「技」を伝授し、さらにエンディングの「技」も伝授しました。
右手のフィンガーリングが滑らかになる「技」、エチュードも指導しました。この「技」を覚えると、右手の5本の指が自由に動くようになるのです。
さらに、今日は3拍子の楽曲に挑戦し、その伴奏の「技」も伝授しました。さらに欲を出してしまい、その楽曲を「瞬間移調」する「技」も伝授しました。「瞬間移調」は私が発明した言葉なのです。今までの音楽用語にはなかったものです。
初めて「瞬間移調」という言葉を使いましたが、この「技」が使えるようになると、アコーディオンが魔法の楽器になるのです。他の楽器に見られない、特殊な「技」なのですが、理論を覚え、練習を積めば、誰でもができるようになる「技」なのです。
左手の伴奏のボタンの位置を、いくつか平行移動すればできるという不思議な「技」なのです。その具体的なやり方を、今日の3拍子の楽曲を使って指導しました。
ここまでが今日の指導内容でしたが、かなり内容がありました。最後にレッスン生からの質問も受け、答えているうちに、予定の80分を相当オーバーしてしまいました。
皆さん、アコーディオン楽器の凄さを、少しは感じられたかも知れません。一人ひとり喜んで帰っていきました。皆さん、意欲的な方々ばかりで、充実したレッスンをすることができました。
スタジオに帰るのが、大体いつもより30分程遅れていました。スタジオで昼食を済ませ、急いで明日から始まる「うたごえバスツアー」の最終準備をしていたら、15時前にピアノのレッスン生がやってきました。
今日も新しい楽曲から指導しました。結構練習を積み上げており、著しい進歩を示していました。毎回新しい楽曲が「合格」していくからです。今日もいくつかの課題を指導しましたが、大体はクリヤーしました。前回に学習したテンポの速い楽曲も、再度演奏しました。
無我夢中になって練習し、こんなに速く上達すれば、必ず壁にぶつかるのではないかと思うほどの頑張りでした。人間、集中的に頑張れば、本当に的確な指導さえ重ねれば、上達するものだと改めて感じました。
習い始めてそれほど経過しないのに、毎回楽曲が「合格」していきます。あまり練習しなくてもいいと思う程です。練習は、細く長く続けることが大事だからです。
レッスン生は、演奏していて、「音符が、こんなに様々踊っているように感じたのは初めてだ」と話していました。これも上達してきていることの表れだと思いました。
1時間のレッスン後は、少しだけ談笑しましたが、私の散髪の予約があるので、早めに帰りました。私も同時に床屋に向けて出発しました。明日から「うたごえバスツアー」があるので、散髪をして出発したいと思ったからでした。散髪で気持ちよくなり、眠ってしまいました。
スタジオに戻って、明日の「うたごえバスツアー」の準備物を積み込み、家に帰りました。
今日は時間が押していたので、いつもの風呂には行けず、家で入ることにしました。
いよいよ明日は、第5弾「うたごえバスツアー」の第1日目の日です。果たしてどんな展開になるのでしょうか。準備は全て整いました。忘れ物は無いようです。バスは今回も満席のようです。
吾妻スカイラインから浄土平や裏磐梯の桧原湖での散策、そして白布高湯温泉での入浴、バスの中では、夏の歌特集の追加曲を含めて約70曲、全曲歌い通してきたいと思います。私にとっては、アコーディオンの絶好の演奏の機会なのです。
全曲楽譜なしで弾き通すのです。凄い醍醐味です。「瞬間移調」の「技」を使いながら、誰でも歌いやすい歌声の伴奏をしてきたいと思います。
自信をもって成功したと言い切れるよう、精一杯頑張ってきたいと思いました。
もしかしたら私の人生の「音楽に恩返しをする旅」は、この「うたごえバスツアー」に象徴的な形として実現しているのではないかと思いました。
今回が、第5弾のバスツアー、どこまで続くか分からない、この全国に例を見ない旅行会社のこの企画を、もっともっと大きくして、何とかこれからも発展させていきたいと、決意を新たにしました。
追記:「音楽に恩返しをする旅」、私が脳梗塞からリハビリで復帰することができたのは、まさに音楽によってでした。音楽に命を助けられたからでした。音楽が私の命の復活の支えになったからです。だから、これからの人生は、音楽に恩返しをする人生を歩むことにしたのです。大震災からの再起も、この「音楽に恩返しする」思いがあったからこそ、出来たのだと今改めて思っています。これからも音楽に謙虚に立ち向かい、実践を通して歩んでいきたいと思っています。