レッスン3件と音楽に囲まれた日々に感謝 | アカデミー主宰のブログ

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仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
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ライブ動画も掲載しました。検索は、ユーチューブで「仙台ミュージカルアカデミーライブ&発表会、花は咲く 荒浜」です。

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今日は朝に日記を更新し、朝食を済ませて、
9時過ぎにスタジオに行きました。
10時からにレッスンの準備をしました。10時前にレッスン生が自転車に乗ってやってきました。談笑してから、個人レッスンに入りました。前回様々な課題を多く出したので、心配していました。今回から課題を整理し、教則本を中心に進めることにしました。スケールの練習の後、前回の課題曲を演奏しました。ちゃんと練習を積み上げ、合格できました。スケールもできていました。あれこれと課題を出しても大変なので、教則本を中心に進めることにして、今回練習する課題のレッスンに入りました。
教則本は、たくさんの課題があるのですが、順序を追って丁寧に進んでいきます。長い目で見ると、やはり一番確実に技を習得できると思いました。時間がかかるのですが、少しずつ段階を追って進んでいくからです。徐々に難しくなりますが、それがスムーズに習得できるような流れになっていました。この方のレッスンでも、前回は様々な課題を出してしまったので、消化不良になるのではないかと思っていました。やはり少しずつ段階を追って指導するのが、懸命だと思うようになりました。
 アコーディオンのレッスン方法には、様々な方法があります。楽曲主義で、好きな曲の習得をしながら進む方法がありますが、長い目で見れば、やはり段階を追いながら、教則本で進めていくのが一番確実な方法かもしれないと思うようになりました。楽曲主義もいいのですが、やはり段階を飛び越えて、レッスン生に過度の負担やハードルを与えることになるからです。
レッスン生が演奏者に見えてきて、楽曲に必要な課題を、すべての段階を飛び越えて、難しい課題を要求してしまうからです。レッスン生は、あくまでも演奏者ではなく、レッスン生で、いくら実践活動で演奏活動をしたとしても、ほんの初心者なのです。楽曲主義で練習を積み上げると、楽曲演奏のための技を、指導段階を飛び越えて要求してしまう傾向があることが分かりました。それでは必ずレッスン生に対し、負担になってくるのです。
がむしゃらに取り組んでいる段階ではそれもいいのですが、必ず壁に当たることも分かりました。
前回のレッスンでは、まだハ長調のスケールを練習している段階で、その楽曲を練習している状況の中で、先を急いでハ短調のスケールの原理を教えてしまいました。
これではいくら音楽的な意欲が高いとしても、他の必要な段階を飛び越えているので、未消化に終わってしまうのです。
案の定、ハ短調のスケールは、理解できていなかったし、短調の学習段階ではなかったのです。本人も課題が多すぎたと思ったのでしょう。教則本を中心に勉強したいと話してきました。
今日からは、楽曲主義や指導段階を飛び越えた急いだ指導をしないで、教則本でじっくり進めていくことにしました。いくつかの教則本の課題を指導しただけで、1時間のレッスンが終了しました。
 
次のレッスン生もやってきました。この方は、アコーディオンの入門期の指導をしました。まだ蛇腹操作とスケールの練習の段階なので、その操作と蛇腹の返し方の練習を中心に指導しました。スケールが大体できるようになり、さらに初級の楽曲の練習に入りました。この段階も入門期の最初のハードルがある部分なので、急がず丁寧に指導しました。この方は、前回とは違った、また新しいアコーディオンを持参しました。また新しいアコーディオンを購入したようです。全部で5台所有していると話していました。全て外国の立派な楽器です。よくもそんなに高価な楽器を、度々購入できるものだと思いましたが、今日の楽器も私と同じメーカーの有名な楽器でした。スケールの練習での蛇腹の操作、返し方の練習、最初の楽曲の練習だけで1時間が過ぎて、レッスンを終了しました。
 
レッスン後に談笑していたのですが、昼が過ぎたし、急いでいないようなので、昼食を作って三人で一緒に頂きました。今日はイタリアンのスープパスタを作りましたが、持参した食材で急いで作りました。まあまあの出来のようでしたが、二人共美味しいと言って食べてくれました。その後も談笑をして、後から来たレッスン生が歌も歌うので、1曲カラオケで歌ってもらいました。歌についてもいろいろ談笑して過ごしました。
様々な雑談をして、13時半近くまで語り合ってしまいました。時間がかなりオーバーしましたが、二人はレッスンを終えて、それぞれに帰って行きました。
 
終わって片付けをして、文芸講座のレジュメの作業に取り組んでいたら、次のレッスン生がやってきました。上級クラスのヴォーカルのレッスン生です。10月初めにステージがあるので、そこで歌う曲のレッスンに取り組む方でした。
今日は楽曲の「決定」から話しました。本人も歌う曲を決めてきました。私もその楽曲が最適だと話しました。今日から本格的なレッスンに入ることになりました。何回かカラオケで歌い、細かい指導に入っていきました。ピアノでも指導を重ねました。本当に歌唱力のある方ですが、やはりステージに立つには、誰が聴いても、「申し分ない」ようにしなければなりません。楽譜の細かい箇所を見落とさないことが大切なのです。普通の方が聴いたら、おそらく「申し分ない」と思える程には歌えるのですが、私は、さらに進んで細かいチェックを入れました。
発音や音符の細かい刻み、伸ばす音のクレッシェンドをしながら、スケールの大きい歌唱にする必要があること、楽曲の構成などについても話しました。一つ一つ納得しながら進めることが大切です。でもこの方は、レベルが高いのか、一つ一つしみ込むように受け止めてくれるのです。上級クラスのレッスン生として素晴らしいと感じましたし、さらに大きく進歩していく方だと思いました。次回への課題を残しながら、1時間をオーバーしたレッスンが終了しました。
上級クラスのレッスンも、自分が試されると思いましたが、こんなレッスンが、本当の音楽の表現領域のレッスンだと思いました。これから2ヶ月の数回のレッスンで、「申し分ない」段階まで高めていきたいと思いました。素晴らしい歌声を、誰が聴いても「申し分ない」段階まで高めてあげることが、それが本当の意味で私の指導力が試されることだと感じました。
素晴らしい歌声に癒されながら、その指導に関われることに、私はこのスタジオを開設し、レッスンスタジオを始めて本当に良かったと思いました。歌の指導を通して、充実した思いを感じることが出来たからです。
「教えることは、学ぶこと」が、この方の指導を通して実感することができたからでした。この方は8月の2回のレッスンを予約して帰って行きました。私もこの方のステージ成功のために、もっと自分の表現活動や指導に頑張っていきたいと思いました。
 
レッスンが終わってレッスン生が帰った後、文芸講座の資料のまとめをしていたのですが、イントラとの打ち合わせの必要があったので、メールをして来てもらうことにしました。幸いイントラに時間があったので、直ぐに来てくれることになりました。
イントラが来て、文芸講座の細かい打ち合わせをしました。今の取り組みの現状を話し、これからの方針について話し合いました。いくつかのアドバイスをもらって、細かい部分も決定しました。迷っていたことも決めることができました。
イントラとも様々な話をしました。最近ずっと会っていなかったので、これまでの状況を話したり、意見交換をしました。わだかまりなく話すことができたので、本当に良かったと思いました。
いろいろ話しながら作業を進めると、どんどん作業が進みます。今度「歌声サークル」で指導したい曲も、Utubeで探してくれ、楽譜作成のために録音をしてくれました。いろいろ手伝ってもらったので、仕事がはかどりましたが、1時間ほどで帰っていきました。
私も文芸講座のまとめをしてから、スタジオを出たので、時間が押してしましましたが、何とか風呂に間に合いました。
サウナや風呂に入り、帰りは酒屋やスーパーに寄って、買い物をしてから家に帰りました。
 
今日も様々な課題に取り組みました。3人のレッスンに取り組み、楽しく過ごすことができました。イントラにアドバイスを貰って、文芸講座の現状からの具体的な方針が決まりました。新しく指導する楽曲も見つかり、楽譜を作成して今度使うことにしました。
今日もたくさんの学びがありました。音楽が生活の中にあるということが、これほど素晴らしいものだということを改めて実感しました。レッスン生の素晴らしい歌声にも癒される思いがしました。音楽に関わって、様々な談笑もしました。
今の時代のこんな厳しい状況の中でも、私ほどの幸せな人間はいないのではないかと思えるほどの豊かな日々に囲まれていることに、深い感謝の念を覚えた一日でした。