急いで今日の「おさらい会」の準備を始めました。程なくヴァイオリンのレッスン生がやってきました。10時からヴァイオリンのレッスンが入っていました。会場は、既に出来ていましたので、実際の演奏のようにして、練習しました。ピアノは響きが良くないので、全ての板の蓋を取り払うことにしました。ピアノの内部が見える形で演奏することにしました。
最初にリハーサルとして、通して演奏しましたが、この時が一番良くできた感じがしました。前より大分上手になって、ピアノ伴奏で完全に弾けるようになっていました。何回か通してレッスンして終了しましたが、これなら大丈夫だと思いました。レッスン生もやはり緊張しているようでしたが、この段階では、まだ大丈夫でした。結構伸びのある音で演奏することが出来ました。1時間のレッスンが終了しました。録音してみることにして、追加して演奏しましたが、機械の調子がよくなく収録できないで終わりました。時間が来たのでここで終了しました。
11時半頃、ヴォーカルのレッスン生がやって来ました。この方には、司会もして頂くので、若干の打ち合わせもしました。もう一人の歌声の方もきました。この方は中国語で歌う方です。浴衣を着るので、ヴォーカルのレッスン生に、着つけをお願いしました。
最初にヴォーカルのレッスン生のリハーサルをしました。2曲歌うのですが、伴奏や歌の当たりを確認し、通して1回だけしました。次に中国語で歌う方のリハーサルです。声の調子を聴いて、キーを確認しました。この方も2曲を歌うのですが、1回だけのリハでした。
着つけの時は、男性は外に出てもらいました。私は厨房でそうめんの準備をしました。そうめんを茹でて、冷やして皿に盛り、持参した具材をのせて完成です。麺つゆを準備しました。着つけが終わった所で、4人で昼食をとりました。ぶっかけ素麺が、このような時には最適です。時間がないのでどんどん食べました。食事が終わってテーブルを片付け、最後の準備です。ヴァイオリンのレッスン生にフロアーを掃除機かけしてもらい、椅子も綺麗に並べました。録音機のセット、マイク、譜面台のセットをして完成です。
13時半頃には、蔵王からのアコーディオンのレッスン生や、同じくセレブなおじさんがやって来て、出演者が集まりました。
女性の重唱で参加する予定の方は、やはり緊張したのか、自信がなかったのか、参加の取り止めになりました。急用が出来たとのことですが、レッスンを余りやっていなかったので、自信が持てなかったのかも知れません。合唱なら何でもないことなのに、ソロや重唱では負担が大き過ぎたのかも知れません。それ程、ソロや重唱で参加することは、プレッシャーがかかるのだと思いました。でも音楽はそのプレッシャーに勝つことなしには、上達は望めないし、避けて通れない課題なのです。残念でしたが、2人の参加はキャンセルになってしましまし。
それでも5人の演奏者が集まりました。観客もやってきました。「こじんまり」とした「おさらい会」でも、レッスン生は緊張するようです。初めての方が、演奏の場に立つのですから、わかるような気がします。私も昔そんな経験をしたこともあったことを思い出していました。
後から来たアコーディオンの方のリハーサルを、簡単にしてもらいました。アコーディオンの方もかなり緊張しているようでした。
14時が来たので、「おさらい会」がスタートしました。ヴォーカルのレッスン生は、司会が得意のようでスムーズに進んでいきました。私の挨拶の後、演奏の順番を決めますが、平等にするためにくじ引きで行いました。その結果は、最初がヴォーカルレッスン生、その次にヴァイオリンの方、3番目が中国の歌の方、4番目がセレブなおじさん、そして最後が蔵王のレッスン生に決まりました。
最初は、ヴォーカルのレッスン生から始まりました。この方は歌い馴れているし、ステージを経験しているので、緊張はしていないようでした。いつもはカラオケ伴奏ですが、今日は2曲ともピアノの生伴奏でした。キーを設定し、リハーサルをしているので、十分に歌うことができたようです。上手くいったような感じでした。
ヴォーカル生は、司会に代わり、次はヴァイオリンの方です。緊張の中、演奏が始まりました。長い曲ですが、最後まで終えることができましたが、最後が少しとちってしまいました。相当に緊張しての演奏でしたが、無事終了しました。本人には大きな経験と成果になったような気がしました。
3番目は、中国語で歌う方でした。1曲目は無事終了したのですが、2曲目の最後がやはりとちってしまった感じでしたが、伴奏でカバーし、何とか終了しました。この方も相当に緊張していたようです。
4番目は、アコーディオンのおじさんです。懐メロを演奏してもらいましたが、やはり演奏活動を積んでいるだけあって、一番安定していました。2曲が終了した所で、もう1曲演奏したいと言いましたので、演奏してもらい、結局3曲の演奏を終了しました。本人は、家での練習では何でもなかったのに、緊張してとちってしまったと話していました。細かい音の指使いが難しかったようです。緊張やプレッシャーは本当に恐ろしい物です。出来るものもできなくなってしまうのです。でもアコーディオンの音は鳴っていたし、綺麗な音で演奏することができました。
最後は、蔵王のレッスン生です。この方は一番緊張している様子でした。練習時は何でもなかった所を、幾つもミスタッチしてしまいましたが、音楽を途中で止めないで最後まで演奏できたのは良かったです。2曲の演奏でしたが、2曲目はシャンソンの曲でした。やはり緊張して、いつもの演奏ではなかったです。やはりとちってしましましたが、何とか最後まで演奏をしました。やはり緊張でミスタッチがありました。これも練習によってカバーするしかありませんが、プレッシャーの恐ろしさを、まざまざと知らされたような気がしました。でも最後まで終了してよかったです。
全員が終了した所で、何か全員心残りのような感じがしたので、再度一人ひとりにアンコールとして1コーラスだけを演奏してもらうことにしました。ヴァイオリンの方はここでも緊張が解けなかった感じがしました。やはりリハーサルの演奏が最高だったような気がしました。中国語で歌う方も2曲目だけの1コーラスでしたが、やはり最後が難しかったです。練習では何でもないことなのに、やはりプレッシャーがありました。セレブなおじさんは、別な難しい曲を演奏しましたが、指が動かず、曲の途中で終了してしましました。練習では大丈夫だったのにプレッシャーで固くなってしまったのでしょう。最後の蔵王のレッスン生も、アンコールでも緊張していました。1曲目だけを演奏しましたが、やはりプレッシャーがかかり、ミスタッチがありました。私が伴奏を入れてあげ、何とか最後まで演奏しました。自分ではどう仕様もないほどの緊張感があったようです。
ヴォーカルの司会者は、緊張感もなかったので2回目の演奏はなく、最後は全体合唱で締めました。3曲ほどみんなで合唱しましたが、ヴォーカルレッスン生が1コーラスを歌い、皆が後に続いて歌っていきました。最後は大きな盛り上がりで終了しました。
「おさらい会」が終わってから、皆で交流会をしました。飲み物やお菓子を出し、みんなで冷茶で乾杯をしました。蔵王のレッスン生はチーズケーキを焼いてきてくれました。お菓子を差し入れてくれ、皆で和やかに交流しました。参加者は9名でした。お客さんも参加していきました。それぞれに感想を出し合いました。次は10月の半ばに実施すること、今度は「おさらい会」ではなく「発表会」として企画することなどを話し合いました。しばしの交流会をして、レッスン生同志が話し合いました。みんな上達したこと、頑張ったことを確認して終了しました。
来週はまた「カラオケ大会」があります。また参加する方もいます。また忙しくなるけれど、やはりこのように交流できる音楽活動が素晴らしいと思いました。
夕方近くになっても、外は猛暑のような暑さでしたが、みんなそれぞれに帰っていきました。私はスタジオに残って最後の片づけをしました。模様替えをして、いつものレッスン場にして、厨房の片付けた、パソコンの作業も終えました。
今日は朝から動いたので、流石に疲れました。風呂に入りに行くのも大変な感じがしましたので、家に帰ってシャワーを浴びることにしました。風呂掃除をしながら温かいシャワーを浴びて体を洗いました。とても気持ち良かったです。
その後は夕食タイムです。疲れたのでビールが美味しかったです。おつまみはカツオの最後の切り身が残っていたので加熱して味付けして食べました。野菜は玉葱胡瓜のサラダ、それに業務用レトルトカレーで頂きました。毎日同じ様なメニューですが、不思議と飽きないのです。美味しく頂きました。ビールや焼酎が進んだので気持ち良くなりました。
今日の「おさらい会」無事成功できて良かったです。一人ひとりの精一杯の演奏を実現できたのが良かったです。レッスン生は、こうして一人ひとりが上達していくのだと思いました。私が昔実践してきたことを、一人ひとりが歩いているのだと思いました。
何か「おさらい会」が成功して、いつになく心が充実していました。レッスンスタジオを始めて本当によかったと思いました。これからもレッスン生を増やしていかなければなりませんが、今回はこれで満足でした。人生は、こうして日々の充実感を求めていくのだと思いました。来週は、第2回「カラオケ大会」です。また新しい目標に向かって頑張っていきたいと思いました。