スタジオの予定がオフになっていたので、まずキャンピングカーに給油するために仙台港に向かいました。港近くの給油所で給油の後、床屋に電話し、散髪の予約をしましたが、30分後だと言われたので、仙台港の奥辺りで車を停め、車で新聞を読んでいました。仙台港の中は、大分瓦礫は取り払われましたが、至る所が壊れたままになっていました。建物はどこまで津波が来たかが分かるほど、来た高さまで壁がはがれ、津波が直撃したことが分かります。恐らく数メートルの高さで押し寄せた跡が、建物の壁が見事に壊れる形でどこまでも続いていました。階の上部は何でもないないのに、1階や2階部分がほとんど津波で壊れているのです。不思議な光景を見たような気がしました。この高さで波が押し寄せ、それが、どこまでも多賀城の街並み辺りまで襲ったのかと思うとぞっとしました。
仙台港の背後には、多賀城の街並みがあるので、砂押川も決壊し、そこが津波で押し流されたのです。海からは至近距離なのだということが分かりました。
仙台港で新聞を読んでから、多賀城のスーパー銭湯の床屋で散髪をしました。いつものお気に入りのお兄さんの散髪は、やはり最高でした。相性がいいのか、技術が上手で、洗髪のマッサージも最高でした。さっぱりした気分で帰ってきました。
家に戻って今度は、車を軽トラックに乗り換え、市の西はずれにあるカルチャーセンターに向かいました。ヴォーカル教室のレッスン生に写真を手渡してもらうためです。カルチャーの事務局の方に手渡してもらうように置いてきました。写真は、昨日コンビニでデータ-から落とした写真でした。今のコンビニには、本当に何でもあります。普通の写真が簡単に作成できるのですから。
手渡してもらう時にメモでも書こうかなと思いましたが、事務局の方に、書く必要はないと言われました。事務局の方もレッスン生の行動には納得していないようでした。突然レッスンをキャンセルしたり、写真をくれないから、レッスンを辞めてしまったり、事務局の方も大変迷惑しているようでした。事務局の方の話と態度から感じ取ることができました。写真を手渡した後、また急いで家に向かいました。
途中、家の近くの陸奥国分寺まで来たら、多くの車が止まって「市」をやっていました。思い出しました。毎月8日は「手作り市」があることを、それが今日でした。先月初めて行って美味しいものをゲットしたので、ラッキーでした。すぐに車を停めて入っていきました。様々なお店がありましたが、朝の混雑時は終わって、一段落でした。もう昼なのでなにか美味しい物を探しました。
結局、,海岸部の北上町から来たお店の海産物の若布と昆布、女川町から来たお店の魚、南の丸森町から来たお店の玉ねぎをゲットして帰ってきました。女川のお店は、先月も購入し、とても美味しかったのを覚えていました。他にもたくさんのお店がありましたが、これ以上の散財はできないので、購入はそれだけにしました。
家に帰って昼食です。茹でた「そうめん」が、まだ冷蔵庫にあったので、買って来た具材を使って、朝に食べたそうめんとはまた違った、そうめんを作りました。お店で買った烏賊の煮漬けや具沢山野菜をのせた「ぶっけけそうめん」で頂きましたが、また違った味で美味しかったです。昼食はそうめんで済ませましたが、結構満足しました。
昼の時間は既に大きく過ぎていましたが、頑張って午後の活動を再開しました。
今度は、乗用車の給油が待っていました。今日はオフの日なので、キャンピングカーか乗用車でドライブをしたいと思っていました。乗用車の給油があるので、乗用車を出して、車を入れ換え、再度仙台港の給油所に向かって出発しました。
乗用車は乗り心地は最高です。ゆったりとした気分で運転できます。スピードも出るのでドライブには最適です。給油の後、高速道路を使って出かけることにしました。仙台港近くの仙台港北インターから入って北に向かいました。
仙台港近くにはインターがあって、南北のどこにでも行くことができるのです。南に向かえば、三陸道から東部道路を通り常磐道に繋がっているし、東部道路から南部道路に入れば、南への東北道に繋がっています。今日は、北に向かい、三陸道から北部道路に入り、北に向かう東北道に向かいました。市内の渋滞に合わずに向かうことができるのです。
私は被災証明を頂き、高速道路が無料になったので、使ってみたいと思っていました。古川インターで降りて鳴子温泉に向かいました。本当は山形方面まで行きたいと思っていましたが、時間がなくて、今回は無理でした。古川インターまで30分、そこから約30分弱で鳴子温泉です。久しぶりの鳴子温泉は、やはり最高でした。
今迄、秋保温泉、遠刈田温泉、青根温泉、松島温泉ばかりでした。それはそれでいいのですが、鳴子温泉はまた違っていました。何しろ泉質が硫黄泉で肌がつるつるになります。臭いが気にならなければ、最高の温泉です。熱過ぎず、ぬる過ぎずの最高の温泉、それも共同浴場は150円でした。また来たいと思いました。
前には仙台から2時間もかかると思っていましたが、高速を使うと1時間です。高速が無料なので、ここに来たいと思いました。鳴子から国道47号線を通って、新庄方面に行きたかったのですが、今日は時間がありませんでした。次の機会にすることにして、来た道を戻り、東北道で仙台に帰りました。
下りるインターは宮城インターでした。他のインターは物凄い混雑でした。宮城インターは比較的空いてラッキーでした。仙台市内直行のインターですが、そこで下りてスタジオに寄って、明日の「うたごえ教室」の荷物を積んで帰りました。スタジオでは、残っていたデジタル録音の作業を少ししてから帰りました。中止になったCDの音源の収録を再度してみたかったからです。
家に戻って夕食タイムです。鳴子温泉の香りがまだ体に残っていました。夕食はご飯を炊いて、鳴子温泉の帰りに寄った「道の駅」で買ったナメコを大根おろしで和えた「ナメコおろし」や、今日の「手作り市」でゲットした若布の和えもの、それに豚ロースの生姜焼きで美味しく頂きました。久しぶりの豚ロース生姜焼きは、この上なく美味しかったです。味付けは、麺つゆと生姜だけでしたが、生姜の味が利いてとても美味でした。炊き立てのご飯もいつになく美味しかったです。熱々の卵かけご飯で頂きましたが、美味しくていくらでも進みました。ビールや焼酎も美味しく頂きました。
今日は、オフの日でしたが、様々な課題をこなしました。今迄の残っていた課題を全てクリヤーして満足でした。久しぶりに高速道路に乗ってドライブをしました。鳴子温泉の泉質の素晴らしさを改めて感じることができました。暇があれば、高速道路を使ってドライブしたいと思いました。
今度は山形方面、さらに日本海側の豊かな地域を巡ってみたいものだと思いました。先日「おときゅう」で行って来た地域を、今度は高速道路を使って訪ねてみたいと思いました。
明日はいよいよ「うたごえ教室」の演奏会向けのレッスンです。台本読み合わせから入って、流れを作り、リハーサルまで進めれば大丈夫でしょう。何しろ演奏会は23日なのですから。すぐにやって来ます。がんばっていきたいと思いました。
また新たな嶺に向かって、黒猫をきっちり閉め込んで、この夏を乗りきっていきたいと思いました。