津波以来、自分の周り起こる幸運な出来事 | アカデミー主宰のブログ

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仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
HPには更新が面倒で記載できない、日々の出来事情報を織り込みます。ご期待下さい。
ライブ動画も掲載しました。検索は、ユーチューブで「仙台ミュージカルアカデミーライブ&発表会、花は咲く 荒浜」です。

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 今日は、朝に姉のマンションへ電話をかけ、朝食を久しぶりに一緒に食べるために、マンションを訪問しました。蔵王から頂いた野菜や私が作った「筍ごはんのおにぎり」、ドライフラワーで作った置物のお土産などを持参して、8時前に到着し、一緒に朝食を頂きました。姉の旦那様は、早くに食事を済ませ、外出したとのことでした。
 久しぶりに食事をしながら、姉と談笑してきました。最近は訪れることは少なくなりましたが、以前は時々一緒に食事をしていました。震災の頃、ライフラインが断たれた頃は、毎日のように訪れて、食事をご馳走になりました。
 姉のマンションは、仙台駅東口にあり、ライフラインがいち早く復旧しました。マンションの8階なので、揺れは物凄く、ほとんどの物が倒れました。片付けに手伝ったこともありました。あっという間に3ケ月を過ぎてしまいました。
 姉宅には、美味しい物が一杯あります。よくもたくさん作ると思うほど、いつもたくさんの種類のご馳走を出してくれます。姉は、山歩きが好きなので、採って来た山菜なども出してくれました。今日もたくさんのおかずの種類をご馳走になりました。
 1時間滞在し、朝食を腹一杯ご馳走になって帰りました。姉宅にお邪魔する時には、1時間と決めているのです。駐車場がマンション前のパーキングなのですが、午前8時前に入れば、1時間100円で済むからです。今日も8時直前に駐車場に入り、1時間滞在して出てくることができました。
 帰りは、その足でスタジオに寄って、今日の活動を始めました。昨日の原稿の校正から始め、カッコ良いタイトルに訂正して、文章も校正をしてから、大学の担当者へ、メールで送りました。依頼原稿の長さは、あまり気にせず書いたので、長い場合は、大学の方で調整してもらうことにしました。程なく原稿受け取りのメールが返ってきました。内容もそのまま変更せず受け取って頂いたようです。大学の依頼原稿が終了してホッとしました。

 10時が過ぎたので、近くのリサイクルショップに行きました。先日書棚を購入した所です。そこにヴァイオリンが売りに出て気になっていました。試奏したら結構いい音で気になっていました。他にもう1台あって、こちらは安物で、ケースがついていませんでした。 
 交渉したら2台で安くしてくれることにしてくれたので、思い切って買うことにしました。近くの郵貯でお金を下ろして、購入、その他にも、旅行用のキャリアバックを見つけたので、それも合わせてゲットしました。
 私は現在、ヴァイオリンは数台あるのですが、これから習い始めるレッスン生に譲ってもいいかなと思い購入しました。安かったので、思わず衝動買いをしてしまったようですが、安いので自分としては納得しました。
 スタジオに戻って次の仕事をしました。
 その次には、採譜の仕事をしました。先日の音楽祭で、在日朝鮮人の歌手が歌っていた曲ですが、耳に残っていました。その曲をネットで調べ、Utubeで何度も聴いているうちに、覚えたいし、「うたごえサークル」でも使いたいと思うようになりましたので、Utubeで何度も聴いて暗記したものを、楽譜に起こし、仕上げることが出来ました。
 伴奏は、ギターで歌っていましたので、自分でもギターを弾きたくなって、スタジオの倉庫からギターを出して来て、チューニングしまいした。
 2台のギターを出してきましたが、腕がついていきません。ギターは、昔、相当に高価な値段で買ったものだったので、捨てないで今まで取っておきました。フォークギターとアコースティックギターでしたが、コード進行も指の形もわかるのに押さえられません。やはり何十年ぶりのギターは無理かなと思いましたが、少し後で練習する必要があると思いました。
 ギターの調弦が終わって、採譜した楽譜の清書を終えた所で、急いで昼食にしました。家に戻っている暇はないので、持参した「筍ごはんのおにぎり」と、スタジオにあったカップラーメンに葱、卵を入れて昼食を済ませました。
 その他、スタジオ内の書棚の片付けも少しながら、レッスンの準備をしました。
 今日は13時30分からアコーディオンのレッスン生が来ることになっています。先日挨拶に見えたおじさんですが、毎日1時間練習をしている方です。
 昼食が終わって、スタジオ内でのレッスンの準備を全て済ませた所に、レッスン生がやって来ました。
 お洒落な服装で、大きなアコーディオンを持って来ました。レッスンの課題曲を言われましたが、その前に演奏を聴いてほしいと言われ、聴いたら、その曲をレッスンしてしましました。毎日1時間練習しているので、自信があったようですが、レッスンする必要を感じて、その曲で指導しました。さらに他の曲も聴いてほしいと言われたので、聴いたらまたその曲でも指導をすることになり、結局、最初に準備した曲は、次回ということになりました。
 おじさんはかなり練習している方ですが、基本から指導しようとしたら、曲だけでいいと言うので、基本の奏法を学ばなければ上達しないことも話しました。
 指は動くし、上手に演奏はしているのですが、表現の奏法が出来ていないのです。蛇腹の使い方を中心に、フレージングの指導をしました。まだまだ基本の練習が必要だと話しましたら、これからは、お金はその分出すので、時間の許す限りを教えて欲しいと言われました。
 今月は3回のレッスンを組んだのですが、3回はこのままでよいけれど、来月からはもっと時間を長くして欲しいと言われました。その分お金は出しますとも言われました。
 車は国産ですが、物凄い高級車に乗って来ましたし、お洒落の服装からも裕福な方だとわかりました。1時間ほど、指導しましたが、段々噛み合って、分かってくれるようになってきました。おじさんは、毎日練習して積み上げているので、自信があったのでしょう。でもアコーディオンの素晴らしい響きの表現には程遠かったので、その指導が必要だと話しました。指導料は、今月は週1のペースで3回分前納していきました。
 来月からは時間を長くしてでもいいから、指導して欲しいと言われました。指導料は応分支払うとも話してくれました。こんな熱心な方は、私にとっては最適の生徒かも知れません。
 熱心に練習し、指導料はいくらでも支払ってくれる方のようです。この方の気持ちに寄り添った指導を、心掛ける必要がると思いました。プライドの高い方には、それなりの指導があることも分かりました。物凄い大きな高級車に乗って、お洒落な格好でやってきましたのでそのことが分かりました。今日はこれから人に会いに行くと話していましたが、悠々自適の生活の方のようでした。
 奥さんを数年前に亡くして、現在は、自分も早期のガンの放射線治療に、毎日仙台の病院に通って来ているとのこと、その中で毎日アコーディオン練習している人でした。
 毎日アコーディオンを練習しているのは、心に何かあるのでしょうが、どんなにお金に満たされていても、人には知らないことがあるのだと感じました。
 このおじさんは、レッスンが終わって、蒲生にある友人宅へ会いに行くというので、蒲生までの行き方を教えてあげました。今回の津波で家が壊されてしまった友達に、慰めに行くということでした。
 レッスンが終わって、私は家に戻りましたら、黒猫の代金の振込の連絡が入っていましたので、近くのコンビニで発送を済ませてきました。
 ずっとスタジオで仕事をしたので、どこかに出かけようと思ったのですが、まだ課題を思い出してしまいました。課題があると気になってしまうので、済ませてしまうことにして、再度スタジオに行きました。
 残った課題は、今度の7月の講座のレジュメ作りです。大体内容を考えていましたら、探していた資料の中に、適当なものが見つかったので、それを少し変えてレジュメにすることにしました。その作業があったのです。スタジオのパソコンで作業をして、レジュメの原稿を完成させることができました。原稿をコピーして、大学に提出するばかりにして完成させました。終了したのは、20時半を過ぎていました。
 それを全て終了した所で、いつものように市内の銭湯に行きました。熱い風呂に入るのが、気持ちがいいです。家に帰って遅い夕食になりました。
 まだ「筍の炊き込みご飯」のおにぎりがありました。今日は、肉を食べたくなりましたので、唐揚げを作ることにしました。唐揚げは業務用の冷凍物がありました。大きなもの6個を上げて、生キャベツにソースで頂きました。唐揚げは、業務用の物がいいです。一々最初から作らなくても、出来ているものを揚げるだけです。業務用の物は8人分が約400円で売っていました。(1人分は5個)実際揚げて食べると、味付けは出来ているし、買った物より、揚げたてなので美味しいことが分かりました。
 その他、前に作った山形名物の玉こんにゃくをつまみにして、ビールや焼酎で頂きました。蔵王から頂いた胡瓜(ブルームレス)や赤カブ(ラディシュ)の浅漬けも新鮮でした。冷えた筍ご飯のおにぎりも最高でした。
 今日も、様々な展開がありました。新しいヴァイオリンを2台もゲットしたこと、新しいアコーディオンのリッチなレッスン生が来たこと、スタジオ改装が終了し、その中で様々な仕事をしたこと(採譜、レジュメ作成)、結構仕事がはかどりました。
 毎日充実して前進して行くのが嬉しいですが、余りに着々とスムーズに展開していくので、恐ろしいような気もします。
 近くのリサイクルショップで、幸運にも3棚の同じ書棚を見つけ、安く購入できたり、同じ様に高価なヴァイオリンを安くゲット出来たり、まるで津波に流された舟が自分の所に戻ってくるように見つかった時のようです。
 レジュメの作成も、過去の講演資料の中から「偶然に」見つかったものを、若干書き加えて、新たな講演資料の原稿を作成することができました。本当に不思議な感じがします。九死に一生の津波以来、不思議な幸運な事が度々起こる自分の周りの状況なのです。
 こんな嬉しい状況でも、決して奢らず、決して小躍りせず、焦らず、何事にも沈着で、冷静に、そして謙虚で、確実に進めていきたいと思いました。