人三脚の落ち着いた不思議な生活 | アカデミー主宰のブログ

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仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
HPには更新が面倒で記載できない、日々の出来事情報を織り込みます。ご期待下さい。
ライブ動画も掲載しました。検索は、ユーチューブで「仙台ミュージカルアカデミーライブ&発表会、花は咲く 荒浜」です。

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 月曜は、カルチャーのヴォイストレーニング教室があるので、お手伝いさんは朝食後、自転車で多賀城に行きました。私は、準備をして9時前には出かけました。途中、郵便局で9時の始業時に、注文黒猫を速達で出して、さらに兄の事務所に寄って用事を足してから向かいました。無駄のないように、郵便局も兄の事務所も、ルートを考えて通りました。用件は姪(兄の娘)の大学進学祝いを届けることでした。思い立ったら用件は済まさないと嫌な性格なので、いつも何でも早く済まそうとしています。今日も用足しを終えてから、カルチャーへ、最短距離のルートで、9時半過ぎには着きました。
教室は10時からで、程なくレッスン生がやってきました。今日は二人のレッスン生です。前回は、車の燃料がなくて(震災3週間以上はガソリンが無くて、買えなかったのです)一人は来られなかったことを思い出しました。その方は震災以来、初めてのレッスンです。震災の時の様子を話し合いました。本当に様々な体験を聞くことができました。
 ヴォイストレーニング教室なので、基本的な発声から始めました。震災前からは、既に1ケ月以上経っています。ゆっくり声出しから基本的な発声、ロングトーン、スタッカート、レガート唱法などをしました。すっかり声は元に戻っています。少しずつ、またトレーニングを始めていくことにします。今日はビブラート唱法までしました。ロングトーンで息の出し方を調節しながら、声に抑揚を付ける練習です。楽曲の最後の音の伸ばし方、終わり方を中心に練習をしました。少しはコツがわかってきたようですが、これらは積み上げが大切なので、毎回重ねて指導していく必要があると思いました。
 その後は各自の課題曲のレッスンです。二人とも前回の課題曲の仕上げです。何回も練習して少しずつ修正して、仕上げることができました。
 次回からは、仕上がった曲は、MDに収録してあげることにしました。MDのメディアを持参するように話しました。このカルチャーセンターには、貸し出しのMDデッキがあるのです。カラオケ機器との直結コードも貸してくれます。歌を、直接レコーデウィングできることが分かっていたので、これからは仕上がった曲はMDに収録して、曲数を増やしていくことにしました。
あっという間に2時間が過ぎましたが、楽しく和やかにレッスンをすることができました。
 家に戻ったら、お手伝いさんも戻っていたので、昼食です。今日は久しぶりにパスタを作って食べました。お手伝いさんのリクエストでしたが、ニンニクを利かしたパスタは美味しかったです。たくさん作ったので夕食のおかずにも取っておくことにしました。
 食事をしたら、レッスンのためか疲れて、眠くなったので、しばし休むことにしましたが、お手伝いさんは、2階の部屋の障子張りをするというのでお願いをしました。洋服部屋の障子が数か所壊れていたからです。用具はすべて揃っていましたので、すぐに取りかかりました。
 少し休んだ後に、見に行ったら、大分終わっていました。最後までお願いしてから、私は、スタジオに鏡を運ぶ必要があったので、トレーニング用の大きな鏡を、スタジオに運びました。畳1枚程の大きな姿見ですが、歌の練習用に使うためです。
 家には、トレーニングの部屋に数枚の大きな姿見があったので、その中の1枚を運ぶことにしたのです。重い鏡を、用心して2階から下ろし、トラックに積んでスタジオに収納してきました。
 家に戻ったら、障子張りの作業は終了していたので、二人で、今日は秋保温泉に入りに行きました。西道路を使って飛ばしていきました。今日も秋保温泉の熱いお湯に入って本当に気持ち良くなりました。帰りには、途中で、初めて行くスーパーに寄り食材を買って家に帰りました。
 湯上りの気分で夕食を作って食べました。今日はタン焼きと野菜の炒め物に味噌汁、ブロッコリーのサラダでした。お手伝いさんがいるので、夕食は、毎回手抜きすることなく料理します。栄養バランスもいいので体調もいいです。
 こんな生活が既に1ケ月以上を過ぎてしまいました。そろそろお手伝いさんも、5月から仕事が始まるとのこと、これからはどんな生活になるのでしょう。
 被災したお手伝いさんの生活は、両親がいるのでどうなるのでしょう。両親は避難生活ですが、どこかのアパートに入るのでしょうか。
 お手伝いさんがいると、仕事を分担でき、生活を支えることが出来ます。毎日の課題を確実にこなすことができます。被災したお手伝いさんに支えられて、逆に毎日、頑張ることができました。人三脚で、これからも過ごせるようになればいいなと思うこの頃です。
 今迄は一人で、何もかも頑張ってやってきましたが、お手伝いさんがいることで生活が支えられる気がします。一緒に生活して心落ち着く感じもします。全く違和感がないのが不思議です。個人的な感情のギクシャクもないから不思議です。お互いに気を使っているわけでもないです。感情的になって声を荒げる場面も全くないのです。やはり人間的に相性がいいのかも知れません。こんな生活を少しでも長く続けられればいいなと思うようになりました。不思議な気持ちですが、それが偽らざる気持ちなのです。
 毎日を、少しでも生活を豊かに、こうやって前に向かって進んでいきたいと思うようになりました。果たしていつまでこの生活が続くのでしょう。そんな思いで、今日もまた過ぎていきました。