早春のコバルトブルーに魅せられて、リアスの牡鹿半島ぐるり旅 | アカデミー主宰のブログ

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仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
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ライブ動画も掲載しました。検索は、ユーチューブで「仙台ミュージカルアカデミーライブ&発表会、花は咲く 荒浜」です。

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 今日は朝から暖かな陽気でした。朝食を済ませてから、黒猫製作もしないで、スタジオも休みドライブの準備をしました。こんな暖かな日は、スタジオや家にいるのがもったいないほどでした。思い立ったら吉日です。キャンピングカーを車庫から出し、荷物を積み替えて、出発の準備です。暖かな日差しに誘われて、ドライブ旅行に出発しました。
 西方面は山があり積雪が予想されるので、東方面にしました。仙台港近くを通り多賀城に抜け、塩釜を目指しました。
 今日は敢えて高速道路は使わず、海岸線に沿って東に向かうことにしました。塩釜で産業道路から国道45号線に合流し、東塩釜から松島に向かいました。
 東塩釜の東北造船所は、昔は景気が良く、大きな船が建造されていましたが、今は何となく閑散とした雰囲気、小さな船の建造が関の山と言った感じでした。 
 松島に向かう国道は、海岸線ギリギリに走って行きます。松島湾の島々が見えてきました。この箱庭のような松島湾に260以上もの島々が連なり、いい天気と相まって、久しぶりの松島の景色を眺めることができました。
 そう、松島は日本三景なのです。日本有数の観光地なのだと思われるほど、今日の松島の風景は、美しい風景を醸し出していました。
 もう立春の季節なのです。今週の土日は、有名な「松島かき祭り」が開催されるようで、会場周辺には、たくさんのテントが並び、準備が進んでいる様子が伺えました。朝の10時頃だと言うのに。五大堂付近の桟橋には、たくさんの観光客が訪れていました。
 松島を抜けて鳴瀬から高速道路に入りました。鳴瀬からは高速道路が無料になるのです。みんな高速道路に入っていきました。そこから石巻までは、ひとっ走り、石巻河南インターで降りて、石巻の街を通って、北上川を渡り、牧山のトンネルを抜けると、湖のような万石浦が広がっていました。
 途中、万石浦の大きな橋を渡って、「サンファン館」に立ち寄ろうとしましたが、まだ時間が早いようでした。カメラに収めようとしましたが、一眼レフカメラの電池を忘れたことを知りました。今日はデジタルカメラは、使えないので、携帯のカメラだけで撮影することにしました。カメラを持参しても、充電した電池を忘れてしましました。こんな不注意は時々あるので、気にしないことにして、携帯のカメラで、現代に復元された「サンファンバウティスタ号」を撮影しました。凄い大きな帆船です。約400年前の17世紀の初めに、このような船で航海したことを思うと、何か底知れないロマンを感じさせられました。
 そう「サンファンバウティスタ号」は、伊達政宗の命を受けた支倉常長の遣欧使節の船なのです。この場所から約400年以上前に、太平洋を渡り、ローマまで行ったのです。ここに記念館として整備されて作られているのです。「サンファン館」はまだ開館していないようで、そのまま万石浦の橋を渡り、女川方面に向かいます。
 万石浦は、まるで湖の湖面のように穏やかで、鏡のような感じでした水面を映し出していました。雲ひつつない快晴でまるで最高の日和でした。
 女川の港も閑散としていましたが、港の水はきれいで透き通っていました。
 マリンパルという観光客相手の開館があるのですが、私は近くの魚屋さんに寄りました。干物が軒先に干されていました。あぶった干物をご馳走になり、味見してみたら何と言う美味しさでしょう。様々な海産物、魚類がありましたが、結局干物や海産物をしこたま買ってしましました。やはり美味しいのでつい買いたくなってしまします。魚類が好きな私には、嬉しい買い物になりました。
 女川港を後にして、「コバルトライン」に入りました。牡鹿半島を縦走するラインですが、現在は有料道路ではなくなりましたが、半島の尾根伝いに走る絶景のドライブコースなのです。右へ左へ縫うようにして走る車窓からは、リアス式海岸の雄大な景色を眺めることができました。島々や入り江が眼下に広がり、コバルトブルーの海に溶け合って、雄大な景色を綴り出していました。右に左に、牡鹿半島の景観を心ゆくまで楽しむことができました。
 半島の先端部分までいったら、目の前に金華山が、手の届く所にありました。目の前の大きな島で、桟橋や建物まではっきりと観ることができるほど、今日は天気が良く、空気が澄んでいました。金華山をこんなに間近で見たのは初めてでした。意外と大きな島であることが分かりました。
 南側には網地島(あじしま)があります。牡鹿半島の最先端部分にある、御番所公園まで行こうとしましたが、道路に雪があって上っていけなくなったので、方向転換しようとしたら、車が滑って動かなくなり危ない状況でしたが、何とか脱出して、方向転換して下りてくることができました。危ない状況でびっくりしましたが、脱出できてよかったです。雪のある坂道は特に危険であることが分かりました。御番所公園までは入らず、最先端部までほんの少しの所で、金華山と網地島を目の当たりにした所でUターンすることにしました。牡鹿半島の海岸は複雑に道路が入り組み、豊かな景観を作り出していました。
 尾根の道路から南側の鮎川も町まで下りて鮎川港に寄り、港の前の「ホエールランド」を眺めました。「ホエールランド」は鯨の博物館です。物凄い大きさの捕鯨船が、「ホエールランド」の前に記念碑のように立っていました。鮎川は、昔捕鯨船の基地として名前を馳せた町なのです。まるでビルディングのような高さで、捕鯨船は、こんな大きさなのかと驚いてしましました。「ホエールランド」の前の岸壁に車を停め、持ってきたおにぎりや缶詰で昼食を取りました。 
 港には、漁船が幾つも停泊していましたが、現在はタラ漁の真っ最中で、漁獲した魚をトラックに積む作業を見ることもできました。本当に天気が良く、水面はどこまでも静かで澄んでいました。
牡鹿半島の海は、本当にきれいなのだと知ることができました。仙台近郊の海とは全く違う水の色、これだけでもこの地域が、自然豊かで美しいことがわかりました。
 時間は14時を過ぎました。帰りは、鮎川から海岸線を石巻までゆっくり帰ってきました。途中、支倉常長ら遣欧使節が出発した「月の浦」に寄って、カメラに収めてきました。最初に訪れた「サンファン館」と実際に出発した「月の浦」とは、別の場所でした。「サンファン館」はずっと石巻寄りの万石浦に近い場所にあることが分かりました。
 石巻まで海岸線に沿って走り、やっと戻ってくることができました。最初に渡った万石浦の橋を渡って、石巻に戻りました。丁度、牡鹿半島を一周したことになりました。
 石巻の北上川河口にかかる日和大橋を渡って、高速道路から松島を抜けてやっと帰途に着くことができました。帰りは高速道路から、奥松島への海岸線を辿って戻り、松林の海岸道路を走りながら松島海岸経由で、来た道を帰ってくることができました。
 スタジオに着くころには、段々夕方が迫ってきました。16時過ぎにスタジオ着のドライブ旅行、暖かな日差しに恵まれ、気持ち良い牡鹿半島のぐるり旅を楽しむことができました。
 スタジオで若干の雑務をしてから、家に戻り、車を乗り換えてから、スイミングにいきました。スイミングに久しぶりに行き、気持ち良く身体を動かし、サウナと風呂に入って帰りました。
 早春のドライブ旅行、石巻から牡鹿半島をぐるり旅、コバルトブルーの海は、宮城にも素晴らしい自然があることを教えてくれました。半島を縦走する「コバルトライン」は日陰の法面には、雪がまだ残っていましたが、道路は全て完璧でした。ただ先端部分の除雪されてない道路に入り込んで、方向転換で危なく動けなくなりそうになる場面もありましたが、何とか自力脱出できて、本当にいい教訓になりました。
様々な出来事のあった今日のドライブ旅行ですが、今日味わった早春の快感をバネに、新たな活動へと向かっていきたいと思いました。
 二つの演奏会を、淡々とした気持ちで、無事終了していきたいと思いました。