修理の間に、朝食を済ませ、明日の大学のサークルのレッスンの準備をしました。新しい楽譜や演奏会プロの修正などをしていました。10時半過ぎに修理が終わって、業者は帰って行きました。エアコンが直って暖かくなりました。
明日の準備が終わったので、郵便局に入金を確認してから、黒猫の発送を済ませて家に戻りました。これから船の見分を兼ねて、周りの雑草を刈りに、道具を積み見込むためです。
今回は、電動の草刈り機は使わず、大きな植木用のはさみを2丁もって出かけました。前にも河川敷に行った時に、河川敷ばかりでなく、堤防や土手などが、セイタカアワダチソウの大群落になっていて、黄色い花を咲かせていましたが、余りにも繁茂しているので、日本の大地は大変な事態になっていることが分かりました。帰化植物のこの雑草が、今、日本の大地の至る所に、物凄い勢いで群生しているのです。黄色のお花畑というには、余りにも大きく、雑草の群生で、おいそれとは喜べない感じがしました。いやそれよりも何とかしなければ、大地という大地はこの雑草に埋め尽くされてしまう恐れを感じました。
舟を係留している桟橋までの、通路の両側に繁茂しているこの雑草を、刈り取るために急いで出発しました。今日の天気は、昨日とは打って変わって、快晴で過ごしやすかったです。
刈り取る作業をしているうちに、汗が出てくる程でした。約30分程で何とか終わらせ、再びスタジオに戻りました。舟の係留している河川敷からスタジオまで、約20分かかりますが、何とか時間前に戻ることができました。13時からヴァイオリンのレッスン生が来ることになっていたからです。
少し時間前までに到着したら、レッスン生が、既に入り口付近で待っていました。
ヴァイオリンのレッスンが始まりましたが、レッスン生はスイミングで知り合ったおじさんですが、一生懸命練習したようで、課題が大体出来ていました。今日はさらに曲の後半部に入り、何回も練習を重ねて、何とか通して弾けるようになりました。素晴らしい上達ぶりです。今度はピアノ伴奏で、通して弾ければ合格なのですが、それは今度の課題にしたいと思います。
上達したことを自分も実感しているようで、喜んで帰って行きました。レッスン終わる頃に、パソコンインストが来ました。レッスンが終わってから、明日の「うたごえ教室」の準備をするためです。レッスンが終了し、帰った後に一緒に準備を始めましたが、椅子並べ程度だけで、他は大体出来ているので、明日12時半以降に準備することにしました。
準備が終わって、明日の日程について打ち合わせしたり、談笑しましたが、この後私は、用事があるので、14時半以降は別行動になりました。
音楽教室の仲間の女性講師が、相談したいことがあるのと、食事をご馳走したいので、16時に家に遊びに来るようにと誘われ、前に約束していたのですが、今日午前に確認の電話があって、もう少し早くてもいいことを告げられていました。私も忙しいので、早く行けるかわからないけれど、努力しますと話しておきました。それで、パソコンインストと分かれて、早めにその女性の家に向かいました。仙台市の北西の外れにあるので、東側にあるスタジオからは、仙台の街を突き抜けて行かなければならないので、時間がかかり結構大変でした。
それでも予定の16時よりも、20分も早く到着することが出来ました。
ところが、家のチャイムを鳴らしても不在なのです。仕方がないから、何か買い物にでも行ったのかと、車で用事を足しながら待っていました。電話をかけても繋がらなかったのです。
16時10分過ぎに携帯に電話がかかってきました。用事があって出てしまって、これから帰るけれど10分か15分かかると言うのです。あれほど朝に約束したのに、また、遅れるなら電話をくれればいいのに、10分遅れるというのは、今までは大体30分遅れが通常だったことを思い出し、こんなに待たされるわけにはいかないので、せっかくだけど今日のアポイントはキャンセルして帰ってきてしまいました。
何かの事情があったのでしょうが、余りの、相手の気持ちを考えない自分勝手な行動に、驚いてしまうやら、情けなくなるやらで、嫌な気持ちで帰ってきてしまいました。それで結果は、スタジオに戻るまで3時間近くも、ロスしたしたことになりました。
帰る途中、パソコンインストにメールしましたが、驚いていました。遅れるなら連絡するとか、何かの手立てはなかったのか、スケジュール管理がなっていないとも言いました。このような状態では、生徒も離れるだろうとも言いました。
私たちは、個人経営で、人を対象に仕事をしていくのに、それでは余りにも杜撰です。絶対に成功できないことは疑う余地がありません。パソコンインストは、いみじくも言っていました。人を相手に仕事をするからには、スケジュール管理をきちんとしなければ、相手にされなくなると、本当にそうです。
その女性は、自宅を改造して、ホームレストランを昨年開店したのですが、6ケ月で潰れてしましました。路頭に迷って、保険会社に勤めましたが、果たしてどこまで続くか?最近はいつも愚痴を聞かされることが多くなりました。さらに、最近スイミングスクールの講師の試験を受けたとか、自宅を使ってカラオケ教室を開きたいとか言っていました。
前にも公共施設を使って、教室を開いたこともあるけれど、今は生徒がほとんどいないとも聞いていました。そのことなどが、私の頭の中で全部繋がった感じがしました。
今日の体験は、同じ音楽スタジオを開いている者として、本当の意味で「他山の石」にしなければならないと痛感しました。
自分の行動は、意外と見えないものです。でも決して約束を破ったり、人を傷つけたり、自分本位で行動したりしては、特に人間を相手に仕事をする人は、とことん注意しなければならないと言うことです。
「待っているから早く来てください。」と念を押されたので、時間を工面して行ったのに、不在で、しかも時間過ぎて連絡がきて、さらに遅れるとのこと、いったいその人の中では、私との約束はどんな風に感じていたのでしょうか?様々な憶測が想像されますが、それはやめにして、この経験をしっかりと心の中に刻み込んで、「他山の石」にしていかなければならないと決意を新たにしました。
帰りにスタジオ近くのリサイクルショップに寄って、電子レンジと額縁5セットを散財して買ってしましました。お金を使うことにより、何か気持ちをすっきりできた感じがしました。本当の昇華の仕方ではないのですが、ご馳走してくれると言ったので、昼食も取らず、パソコンインストにもコーヒー以外何も出さないで、出てしまったことを後悔してしまいました。
家に戻る途中に買い出しをしてきたので、今日はゆっくり「他山の石」をかみしめながら、焼き肉料理と酒で栄養を付けたいと思っています。
そんなことをしても始まらないのですが、人間、日々の中で行き違い、すれ違いの中で、傷つけられてしまうことがあるので、それを癒す場が必要になってくるのです。
何とみじめな人間関係だと思いながら、私は、歯を食いしばってでも、信頼し合う人間の繋がりの中での音楽活動を、花開かせていかなければならないと思いました。