秋たけなわ、芋煮会まっ盛り、当世仙台広瀬川芋煮会事情 | アカデミー主宰のブログ

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仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
HPには更新が面倒で記載できない、日々の出来事情報を織り込みます。ご期待下さい。
ライブ動画も掲載しました。検索は、ユーチューブで「仙台ミュージカルアカデミーライブ&発表会、花は咲く 荒浜」です。

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 今日は、午前は、オープンカレッジでのアコーディオン教室が入門コースと初級中級コースの二つの講座がありました。9時から12時20分まで通してのレッスンでしたが、無事終えることができました。腰も大分良くなって、柔軟体操もできるようになりました。アコーディオン練習の際は、必ず準備運動から入り、柔軟体操をしてから練習に入ります。 
 前回は、腰が痛くて厳しかったので、ピアノだけでレッスンをしましたが、今日はアコーディオンを弾きながらもレッスンをしました。余り長く引き続けると、また腰が危ないので、ピアノも使いながらのレッスンでした。
 様々な曲をレッスンしましたが、入門コースは、まだ基礎の基礎段階で、今日は左手のボタンの押し方や蛇腹の動かし方を中心にレッスンしました。生徒の中に自己流で練習して、癖が物凄い人もいて大変ですが、自己流の癖を何とか克服するようなレッスンをしました。本人が癖を直そうとしなければ、結局は「旧の木阿弥」(もとのもくあみ)ですが。楽器の練習では、自己流が一番厄介かも知れません。それがある程度固まっていると、直し様がなくなるからです。むしろ何もやってこなかった初心者の方が、順調に上達したりします。どんな世界でも同じことです。何かを学ぶ場合の、自己流は、ある意味で上達への障害になるのです。やはり客観的に評価してもらいながら進めることが、上達への近道かも知れません。音楽では、それが特にはっきりしています。歌の場合も全くそうかも知れません。
 後半の初級中級コースの人たちは、案外癖が無かったせいで、進歩が速かったです。今では様々な曲が、演奏できるようになりました。来年2月の演奏会に向かって取り組める状況になっています。今、演奏会に向かって取り組んでいおる曲は、「希望」と「エール」「花の季節」などですが、こんな難しい曲でも、大体弾きこなすことができるようになりました。さらに今日の課題曲は、「青い山脈」のフルコーラスでした。前奏、間奏、後奏まで全て入っての4番までの演奏に取り組み、今日だけで大体弾けるようになりました。
 この中には、女性の楽譜読みが出来る人が、何人もいることが大きな力になりますが、その他にも、あまり一人ひとりが変な癖がないことが、上達するための支えになっているような気がいします。
 12時20分ジャストに終了し、演奏依頼のある芋煮会会場に向かいました。
仙台の南の名取から、仙台市内の西部、広瀬川の上流の「松渕」(まつぶち)まで、何とか40分を少しオーバーした所で到着することができました。幹線道路を北上し、近道の青葉山の脇を通って、広瀬川の上流方面に向かいました。
 すでに芋煮会はたけなわの状況です。それに辺りには、おびただしい数の人々が群れるように芋煮会を行っています。広瀬川の上流に開けたこの辺りは、川原の感じといい、周りの緑の渓谷といい、絶好の芋煮会のスポットなのです。さらに今の芋煮会は、昔と違って、みんなプラスチックの白いイスとテーブルを並べています。イス式の芋煮会が多いことに気づきました。
 私が招かれた芋煮会のグループもイス式で、すでに出来上がっている状況でしたが、早速演奏に入りました。自然の中での演奏は気持ちがいいものです。周りの大勢の人々にも響き渡るのでしょうか?他のグループの大勢の人々も聴いているようでした。
 何曲か演奏してから、今度は、皆で何曲かを歌ってから、個人ごとの生オケの歌唱に入りました。みんなのっているのか、次々にリクエストがきます。
 丁度手軽な音響機材も持って行ったので、自分の歌いたい曲をマイクを使ってで歌いだしました。カラオケはないので、全てアコーディオンの生演奏で伴奏しました。懐メロから演歌、唱歌まで、たくさんの曲を演奏しました。13時過ぎから始まって、終わったのが15時過ぎまで、延々と歌い通していたような感じでした。
 年代はほとんどが中高年ですが、中には素晴らしい声の方もたくさんいて、見事な歌を披露してくれました。ロシア民謡からカラオケの定番まで、本当に全てアコーディオン伴奏行いました。みんな喜んで、ほとんどの人がソロで歌ったような感じでした。
 最後には、みんなで「北国の春」を合唱し、写真撮影をして終わりました。
あっという間の2時間でしたが、途中、芋煮や焼うどんなどもご馳走になり、ぶっ通しで演奏したけれど、楽しい時間を過ごすことができました。
 この「松渕」という辺りは、仙台の中心部から一番近い距離にあり、仙台の人々の芋煮会の名所であることが分かりました。実に多くの人々が、芋煮会を楽しんでいました。川原が見えない程の混雑で、仙台の人は、本当に芋煮会が好きなんだと感じました。
 仙台の街の中を蛇行しながら流れる広瀬川、この川が、昔も今も、本当に仙台の人々の憩いの川なのだという感じがしました。
 芋煮会は、山形が有名ですが、いやいや仙台でも、物凄く盛り上がっているのだと痛感しました。
 楽しい芋煮会の人々は、心行くまで飲んで食べて、そして歌って、自然の中で、素敵な時間を過ごすことができたようでした。
 こんな優雅な人々の輪の中で演奏することができ、また一つ学ぶことができました。仙台にも様々な人々がいて、いろいろなつながりがあるのだと実感しました。
 それもそのはず、仙台は百万都市で、それだけの人々が生活をしている町なのです。本当に、様々な人々が様々な生活をしながら、つながりを作って生きている町なのだと改めて思い知らされました。
 仙台の芋煮会は、そんなことを私に教えてくれました。昔も今も芋煮会事情は、形は変わっても、延々と受け継がれて仙台の風物詩になっているのでした。
 東北、仙台の人々の素晴らしい生活の知恵、人々がつなぎ合いながら生活していることを確認できるような風景が、芋煮会の中に映し出されているような気もしました。
 今日もまた、芋煮会と共に秋が深まって行きます。人々の心も、段々と紅葉色に染まりながら、夕焼け空の中に更(ふ)けていくように思われました。