買い物でもして、すぐ帰るつもりでしたが、たくさんの人々がいて、やはり自分を待っている人がいると思うと、演奏しないわけにはいかない感じになり、とうとうアコーディオンは、立って演奏できないので、座った状態でアコーディオンを少しと、ヴァイオリンを少しだけ演奏しました。
簡単にして、ライブをやったことにしたかったのかも知れません。体を気遣いながら少しだけの演奏でした。トータルではいつもの半分以下の座ったままでの演奏でしたが、何人もの人が近くで聴いてくれました。何よりも小さな子どもたちが寄ってきて、興味を示していたのが印象的でした。高校生の写真クラブの女子が数人取材に来ていました。文化祭目指しているのか、写真をたくさん撮っていきました。話もして楽しいひと時を過ごしました。
朝市ライブは、休むことにしていたのですが、習慣とは恐ろしいもので、自然に足が朝市に向いてしまうのです。この1年の間、日曜は、師走、正月も含めて1回も休むことなく続けてきたので、何か小さな責任感みたいなものもあって、とうとう行ってしまったのです。
演奏しないつもりが、人々の事を思うと、無理しないで少しだけという気持ちになり、座って演奏することになってしまったのです。時間は半分程度でしたが、やはり、演奏して気持ちも落ち着きました。
自分の音楽活動の原点が、朝市のライブを通して、生の音楽を人々に届けることなので、やっぱり気持ちの中で少しでも演奏しなければという気持ちがあったのでしょう。体を気遣いながら、腰に負担がかからないように、演奏しましたが、やはり、いつもの汗びっしょりの演奏には程遠かったですが、自分としては納得しました。
ヴァイオリンの演奏で若干時間を伸ばして、朝市ライブは終了しました。屋台の水餃子を注文すると、いつも他の人よりも量を増やして出してくれる屋台のおばさんやご主人の気持ちがひしひしと伝わってくるのです。近寄ってくる純真な子どもたちが、生の音楽を聴いて目を輝かせる姿を見ると、やはり朝市ライブをやってきてよかったという実感に包まれるのです。
やっぱり、私はこの朝市ライブから出発したのだと、つくづくそう思うことができたのです。
やはり、音楽を通しての人々との心の交流があるから、私は生きていけるんだと、その時思ったものでした。体を気遣いながらの、ささやかな朝市ライブでしたが、また様々な教訓を私の中に与えてくれたのでした。
もうすっかり10月の田んぼは、稲刈りが済んで、今までの風景ががらりと変わって、秋景色を作り出していました。
閖上の浜から仙台港へ向かって、北上する海岸線寄りの県道の両側には、どこまでも刈り取りの終わった丸裸の田んぼが整然と広がっていました。
仙台港近くのフリーマーケットは、毎週日曜に開催しています。ここに来るようになって4年以上が経過しました。ここで出会った人と、カラオケサークルを立ち上げ、音楽活動の出発となった場所です。フリマ会場内に安く利用できるスタジオがあるので、ここに機材を運び込んで始めたのが4年前のサークルの立ち上げでした。
その後コミュニティセンターに会場を移しましたが、私にとっては、もう毎週必ず来るフリマになってしまいました。すっかり顔見知りになって、いろいろな物も購入してきました。
今日は、いつもの野菜、果物の他に、スタジオで使う皿、小鉢、グラス、コーヒーカップなども購入して、相当な量になりました。腰を痛めているので、買った物を持って歩けないので、台車を借りて、全部の品物を一気にトラックまで運ぶことが出来ました。今日購入した物の中では、旬の梨や柿が安くて美味しそうでした。
フリマでしこたま買い込んでしましましたが、買い物好きの私は、これで満足したわけではなかったので、仙台港から遥々利府の山の中へ、ワールドカップが開催された「グランディ21」まで行くことにしたのです。利府は仙台の北部にあるので、東から北へ幹線道路を飛ばして行きました。「グランディ21」の広大な駐車場で開催されているフリマに行ってきました。
お店の数は、仙台港の比ではなく、たくさんのお店が出ていましたが、最初は買うつもりもなく回っていたのですが、ちょっとした物を買ったのがきっかけで、また幾つかの物を買ってしまいました。スタジオで使うものは、いろいろあるので、どうしても買ってしまうのです。スタジオに置く造花の花束(臭い消しの役目もする)やコップ類などまたまた買ってしましました。
長くいれば、またお金を使ってしまうような気がしたので、ある程度の時間で、その場を後にしました。
利府の山の中を通って富谷に抜け、シェフのおじさんの家に遊びに行きましたが留守で、そのまま帰りました。
帰る途中に、久々の外食で昼食をとりました。余り時間をずらすことはダメだと思ったからです。大体13時30分を過ぎていました。
昼食の後は、バイパスを南下して家に戻り、思い出した家の作業を終えて、スタジオに戻りました。買ってきたものを全て収納してから、少し簡易ベッドで休み、テレビを見ていましたが、16時になってから、蒲生方面に行きたくなって、また車を飛ばしていました。
蒲生には、久しぶりに会う友達が数人いたので談笑しました。少し散歩をしたくなり、若干松林に入って行きました。初めて会う人に出会って少し楽しんで帰ってきました。
蒲生からスタジオへ戻りましたが、明日はカルチャーセンターの仕事があるので、楽譜をコピーしたり、準備をして、荷物を車に積んでから、家に戻りました。
今日は、朝市での控えめのライブの後、楽しいフリマ巡りをすることができました。いっぱい品物を購入することができて満足でした。
秋のすがすがしい日和、仙台の町を南から北へ移動しながら、移りゆく季節の景色をいっぱい楽しむことができました。
素敵なフリマ巡りは、購入した品物への満足か、人々との語り合いの満足か?今日は久々に、いつもと違った休日の過ごし方を楽しみました。こんな日もあってもいいなあと実感した私でした。