ストレッチから始めましが、会員の中に、ヨガの先生をしている人がいて、一緒に教えられながらストレッチをしました。どんどん人が集まって、みんなでフロアに広がって、ストレッチをします。最初は痛いのだけれど、段々筋が伸びて気持ち良くなってきます。呼吸を整えながら、息を吐きながらするのですが、少しずつ伸びていくようです。
小さな積み上げは、段々大きくなり、大分ストレッチで股関節が開くようになりました。足を広げて筋を伸ばしますが、これも段々柔らかくなっていくのが分かります。
15分程して気持ち良くなり、他の準備運動をしながら発声練習へと入っていきました。10時には準備運動も終わり、発声練習も大体済んで、正式に10時開始で教室がスタートしました。最初は、ロングトーンやスタッカートを十分に行い、さらに発声を兼ねながら歌集の曲を、数曲歌いました。段々伸びのある歌声になっていくのがわかります。
大体発声が終了した所で、今日から演奏会に向けての曲の練習を始めました。先に演奏会候補曲目を発表しているので、それに沿って今回の練習曲を準備しました。
まず、「川の流れのように」、美空ひばりの有名な曲ですが、合唱の発声で歌います。ヴォーカルで歌う時よりも5度も高いキーの楽譜で歌います。(美空はD調、合唱はA調、完全5度高いキー)何回か練習して歌えるようになりましたが、高音の部分の歌唱がまだ課題でした。
続いてロシア民謡「白樺」、さらにシャンソン「サン・トワ・マミー」「おおシャンゼリゼ」の練習をしました。これも何回か練習しました。「おおシャンゼリゼ」は初めての練習でしたが何とか歌えるようになりました。
ここで40分程経過したので、休憩、お茶タイムにしました。事務局の方の連絡や他のイベントへのお誘いなどがあり、さらに後半の練習へと入っていきました。
最初は、前回練習した「また君に恋してる」からはいじめました。何回か練習して十分に歌えるようになりました。さらに、新しい作品、自由民権の歌「あの人のように」、小野訓導の歌「あなたのように、あなたの生き方」の練習です。前回もやっているので大体完全に歌えるようになったようです。新しい作品は、回数を歌って馴染むことが大切です。細かい練習はこれからにして、音取りを重視して練習しました。続いて「震災栗原復興音頭」です。これも前に練習しているので、おさらいで通して歌いましたが、4番までの長い曲なので歌詞を暗記するのが大変でした。まだ全部は覚えていないでしょうが、これからの課題として、何とかがんばっていきたいと思いました。
これで大体終わるわけですが、まだ少し時間があったので、最後まで歌い続ける講座であることを考え、さらに演奏会で取り上げる曲を数曲歌いました。前に練習した、おさらいですが、「野に咲く花のように」「花」「たんぽぽ」「希望」と歌い、最後は、今日練習した「川の流れのように」で締めました。ジャスト90分の歌い通しのレッスンでした。みんな十分に歌った満足感を得られたように感じました。
私のうたごえ教室は、とにかくヴォイストレーニングをした後は、通して歌いづくめのレッスンです。だから歌う曲目が多いのですが、細かいところは後にするとして、十分な音楽活動に浸ることを目標にして実践しています。
だからといって決して歌いっぱなしではなく、発声にも注意しながら、その都度細かい指摘もしながら進めているのです。無駄な時間は、ほとんどないから、会員の方も余裕がないかも知れませんが、とにかく歌う時間をできるだけ多く取るようにしているのです。
今日も午前9時30分からの柔軟体操から始めて、11時30分までの2時間、充実したうたごえ教室を実践することができました。私もほとんどピアノを弾き通しですが、それも様々な勉強になっている気がしています。
うたごえ教室を、さらに多くの人々に広め、うたごえの輪をこれからも大きくしていきたいと願っています。
来年の演奏会には、20曲の曲目の制覇を、月2回のペースで実現しようと取り組んでいるのです。これだけのレッスンで演奏会を企画するなんて無謀かも知れませんが、それをあえて私のテンポの速い指導で、実現しようと取り組みを始めている所です。