南三陸最南端の町・女川紀行・・南三陸の旬の味(ほや)を求めて | アカデミー主宰のブログ

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仙台ミュージカルアカデミーの旬な日常情報をお届けします。
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 陸中海岸、完全制覇の旅を終えてまだ間もないのに、急に、旬の味が食べたくなったので、急遽女川方面に出発することにした。今が旬の味は何かな?と思ったら、山形のさくらんぼか海の幸のホヤかなと思ったけれど、今日は、海の幸が食べたくなって、女川方面と決定してしまった。
何も準備はなし、今日は久しぶりにキャンピングカーで、弁当持参で出かけることにした。
 真夏の暑さで、蒸し暑かったけれど、購入したてのCDを聴きながらのドライブ旅行、じっくりCDを聴けるのがうれしい。最近購入したのは、大好きなフランク永井アルバムと懐メロアルバム3枚、計4枚を聴きながらのドライブも新鮮な感じがする。
 というのも、いつも仕事の時は、楽器や機材、楽譜類などの荷物があるので、軽トラックで移動するので、車でCDを聴く暇はないのです。
 また仕事で聴く音楽とも違って何か気が楽な感じがしたからかも知れない。
 今日は楽しいドライブ旅行となった。仙台港を過ぎて、海岸線の国道45号線をどこまでも東に向かっていく。今日は平日なので道路はあまり混んでいなかった。
 塩釜を過ぎて、幾つものトンネルを過ぎると、松島が見えてきた。今日は、海はかなりかすんでいるような感じがした。松島海岸の観光地には、平日なのに、修学旅行の中学生や団体客が旗を持って歩いていく。みんな定番の五大堂に向かって歩いていた。
 やはり初めて見る人は、松島の景観や国宝級の文化財のたたずまいに感動するかも知れない。伊達政宗の茶室、五大堂は、桃山様式建築の典型でもあり、見事なまでの自然が作り出した小さな島の上に立っている。朱色の橋で陸地と結ばれ、松島観光の目玉として誰もが立ち寄る所である。平日なのに、どこから人が集まってくるのだろうと思うほど、ぞろぞろ人が歩いていた。やはり日本三景は、全国区なのだと改めて感じながら、松島の観光地を通り過ぎて行った。
 近くに高速道路の三陸道も走っているが、鳴瀬、奥松島から向こうは、無料になるのでそこからインターに入って、一足飛び石巻に向かうことができた。
 ほどなく石巻の河南インターで降りて、市内を通って、さらに東へ向かう。
 先日、石巻駅に降り立って、周辺を散策したら、昔からみたら駅周辺の繁華街はさびれた感じだったが、今日通る駅裏の地域は、新しく発展した地域で、新しいショッピングモールなどができて、とても活気があるように思われた。
 満々と水をたたえた北上川を渡り、牧山のトンネルを過ぎると、石巻の東の外れ、渡波(わたのは)地区に出ることができる。
 そこからさらに東に、海岸線をまっしぐらに進んでいく。石巻線と並行して海岸線ぎりぎりのドライブは、右側に広大な万石浦(まんごくうら)が見えてきた。
 万石浦は、まるで湖のように大きく、様々な養殖漁業がおこなわれている。海産物の宝庫である。外洋とわずかな入り江でつながっているだけで、海水の湖のような様相をしていた。さぞかし牡蠣や海苔の養殖が盛んな地域であろうと思われた。
 石巻から2、30分の所にある女川町は、南三陸リアス式海岸の最南端の町である。漁業基地としても有名で、さんまの漁獲量が日本一と書いてあった。観光の町でもあり。金華山(きんかさん)や江ノ島への航路がこの港から出ている。昔、ここから江ノ島に泊まりがけで釣りにいったことを思い出していた。
 港の近くに、お土産市場のような大きな建物「マリンパル女川」があった。観光客はここに全て集まってくるように作られていた。港前の駐車場に車を置いて、建物の中へ入ってみた。完全に観光地化されていて、観光客向けに海の幸のお土産を売っている店が並んでいた。私はお土産を買うというより、ホヤを食べに来たわけだから、ホヤを買ってすぐ食べたいと思ったが、ホヤはさばいて食べるまでに調理はしてくれないという。
 それでこの建物から少し離れた大きな魚屋さんでホヤをさばいてもらった。
 すぐ食べたいと話して、きれいに皮をとって洗ってくれた。丸々とした大きなホヤが1個60円なので、4個さばいて、すぐ食べるまでにしてもらった。氷もいれて冷やしてもらった。
 さっそくキャンピングカーに戻って、持ってきた弁当のおにぎり、おかずなどと一緒に食べたが、そのホヤのおいしいこと、格別であった。やはり旬のものは、美味しいものである。4個分のホヤに醤油をかけて平らげてしまった。
 こんなときは、やはりキャンピングカーが正解である。車の中でランチができるのだから最高である。今日は港の景色を見ながらの、最高の旬の味を味わうことができた。
 陸中海岸では、列車販売の手作りおにぎりと海の幸が入ったおそばしか食べられなかったので、今日は、ホヤの町、女川でさばいたばかりの旬のホヤを、心ゆくまで楽しむことができた。
 やはり旬のものを味わうには、実際に現地に赴いてみるべきである。それが大正解なのであるということを改めて感じることができた。
 蒸し暑い天気であったが、窓を開けると、海がすぐそばなので、さわやかな潮風が流れていた。
旬のものを味わうことは、体によく、元気が出てくるような気がした。
 女川でのランチは、こうして過ぎていった。私は、不思議なことに、ちっとも疲れた気分にはならず、次の目的地に向かって出発していた。(つづく)